
森ノ宮学院は表向きは単なるエリート校だが、実は現代の義賊ともいうべき「怪盗」の養成機関。そして入学には怪盗の素質である“機能(システマ)”が必要だった。
杉崎渉は代々、大怪盗を輩出する杉崎家に生まれながら怪盗の能力が発現しなかったが、周囲を欺いて入学試験を突破したのだが……。
『魔法の国ザンス』の1冊目が刊行されたのが1977年。『ジョジョの奇妙な冒険』の第3部が1989年のスタート。たぶん影響としてはジョジョの方が大きかったんだろうなと思いますが、とにかく昔は超能力といえばテレパス、サイコキネシス、テレポートと理屈づけして大別されていて、その使い方で個性を出していました。魔法といえば最初は万能の力で、それが理論づけているうちにSFの超能力と似通ってきて……という感じ。そして能力の強さが力の強さとイコールだったのが、サイコキネシスで相手の心臓を潰すのにそんなにパワーはいらないよね?というあたりから、出力=能力じゃないよねということになり、『パーミリオンのネコ』で空気レンズが出てきたり、『スレイヤーズ』で小技の活用法がアピールされたりというのが普通に出てくるようになってきましたが、そんなに正確に検証してないので思い違いはあるかもしれません。
とにかくそんな感じだったのが、いつの間にか博物学的分類が困難な、1人1芸が一般的に。
この話もそんな異能バトルの流れ。重力制御とか、肉体分裂とか、アメコミだったら何かの科学実験か宇宙の果てで放射線を受けてミュータント化しないと手に入れられない異能を持った子供がぞろぞろと。
よくわからないけれど、それぞれ違う異能を生まれながらに持っている人がいて、そういう人は義賊をめざすものらしいけど、そんな志の立派な人ばかりじゃなくて……という話。
タイトル通り、異能をこれっぽっちも持たない人間が嘘とハッタリだけで勝ち抜けていく話を期待していたので残念。
【ライアー・ライセンス】【市原秋太】【モフ】【タイムトラベル】【二つ名】