付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」 荒木飛呂彦

2011-07-22 | ホラー・伝奇・妖怪小説
 ホラー映画は何よりもまず恐怖を追求するものであって欲しいし、子供にもホラー映画を見せて、人生の暗い面や醜い面に向き合い、恐怖を相対化する予行演習にしてもらいたいという著者が、1970年代以後の作品を中心に、ホラー映画をゾンビ映画、『田舎に行ったら襲われた』系、SFホラー、不条理などに区分し、その成立の過程を、原点となった作品からその発展系から模倣まで含めて語る映画論。

「死ぬ時は死ぬんだからさ」

 ホラー映画論としても面白いし、著者の作品にどんな影響を与えたかも語られて、愉しく読了。ただし、あくまで自分が劇場で見た作品を中心に語っていますので、それ以前のドラキュラだのフランケンシュタインだの古典作品については考察外となっています。

【荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論】【荒木飛呂彦】【ゾンビ】【アイ・アム・レジェンド】【オーメン】【キューブ】【呪怨】【エイリアン】【シャイニング】【バタリアン】【スティーブン・キング】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする