付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「平台がおまちかね」 大崎梢

2011-10-04 | 本屋・図書館・愛書家
 本屋の店頭には常にカラフルな雑誌が並び新刊本がひしめき、さも豊かそうに見えるが、それらがどんどんはけてくれなければバイトの時給さえ出ない。
 そんな本屋を回っては何とか自社の本の置き場を確保してもらうのが、出版社の営業の仕事なのだが……。

 「ヒツジくん」と呼ばれる新米営業・井辻くんが飛び回る日常系ミステリ。わたしは毎回毎回、「明林書房」を「民明書房」と読み間違えてしまってますが、それは論外。がんばり屋の書店員さんが落ち込んでいるのはなぜか? 式典の会場から消えてしまった受賞作家はどこに? あの店の店長はなぜ機嫌が悪いのか?……などなど。隠れキャラで成風堂のバイトさんも登場します。

 ローカル書店員の相方に言わせれば、出版社の営業が御用聞きに店に来るなど幻想だし、注文した本をきちんと数だけ納品してくれたり売れないから要らないという本を納品してこない取次なんていない!とのこと。 

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コメント
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