「後悔こそが人の行動力をはげしくかきたてるものだ」死ぬ前に、やらなくて後悔してきたことをやり尽くそうとラウリー・マッコールの言葉。
メグ・フィンは14歳で死んだ。
地元のゴロツキのベルチと組んで老人宅に押し込み強盗を働き、失敗して逃走中に争ってガス爆発で死亡。
どう考えても地獄一直線で、魔王サタンも前途有望な悪人の魂の到着を待ち受けていたのに、なにを間違ったのか最後の最後の行為で善行と悪行のバランスが取れてしまって宙ぶらりんに。
魔王の命を受けたベルゼブブは、メグの魂を回収すべく手下を送り込むが、その頃、メグは自分が死ぬ原因となったマッコール老人の前に幽霊となって出現していた……。
老人の最後の願いをかなえるために奮闘する、不良少女の死後の物語。老人パワーが炸裂し、イギリス全土を右往左往。
『アルテミス・ファウル』では妖精界が人間界より優れた科学力を誇っていたけれど、こちらの作品では地獄で悪魔ベルゼブブが聖ペテロに携帯電話でホットラインをつなぎ、邪な日本人プログラマーが邪悪なプログラムを動かしています。どうも、この作者は日本人が嫌いなようです。イシイって誰だよ!?
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