付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「仮面教師SJ(2)」 麻城ゆう

2011-10-18 | 学園小説(ミステリ)
 教育機構監査局の潜入教師となった笹蔵十蔵は、新たな赴任地である螺杯ドリンク総合学園で顔なじみと出会ってしまう。かつての教え子と同僚。前任地を自ら廃校に追い込んでいるので、居場所を失った生徒や教師とどこかで出会う可能性は0ではないのだが……。

 今回はカクテル教室の講師。必要な知識を驚異的な記憶力によって付け焼き刃で詰め込んで、ドラマ『特捜司法官』のような潜入任務をしろと送り込まれたクラクラ先生の命運はいかに?
 1巻の出だしではどう転ぶのか不安だったけれど、もうすっかり安心して読める流れができています。毎回のシチュエーションのバリエーションとお約束パターンがかみあって良い感じです。女の子の行動力は怖いなー。
 そして後日談を絡めた短編が1つ。

 知識を詰め込んでシロウトをプロにしてしまうというのは『ジョー90』、学校に潜入捜査というと『スケバン刑事』だけれど、教師として潜入するのは『バイオニック・ジェミー』とかのアメリカドラマにそういうエピソードがあった気がするな……と「潜入教師」でググってみたら、どこまでいってもエロDVDばかり……役に立たんな……。

【仮面教師SJ】【麻城ゆう】【道原かつみ】】【ウィングス文庫】【カクテル】【抹茶】【双子】【ジャグリング】【オレンジピール】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする