付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「僕は友達が少ない(7)」 平坂読

2011-10-09 | 学園小説(不思議や超科学なし)
 シナリオで一悶着も二悶着もあったけれど、なんとか学園祭に向けての映画撮影を開始した隣人部だったが……。

 誕生会の後日談から映画製作、体育祭まで。
 タイトルはあくまで「僕は友達が少ない」。「いない」じゃない。友達がまったくいないからと始めた隣人部だったのに、いつの間にか人数が膨れあがり、ケンカやいざこざは多いけれど端から見れば仲良くやっているじゃないかと思います。けれども、小鷹の口にするのは「いつか友達ができたら」ばかり。露骨な女性陣からの秋波にも気づかない。
 それがついに、現実を彼につきつける者が登場したのに、結局逃げ出すチキンぶり。なにが問題かって、主人公の逃避っぷりですが、それこそ結論を出さないのもハーレム体制を維持する1つの手かもしれません。
 でも、自分としては何か問題や異変に気づいたら、すぐに解決できないまでも直視して解決しようと前向きに努力する主人公が好きなので、今の小鷹はイカんなーと思います。

 特装版DVDは予告編と1巻冒頭の闇鍋話。つかみとしては十分かなーと思いました。

【僕は友達が少ない】【平坂読】【ブリキ】【盗作】【体育祭】
コメント
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