
それもすべて世界を存続させるためのシステムであり、天使と悪魔の仕事を全部やるのが神というものだとガイアの言葉。
日本へ帰る方法を探していたリィーンはついに魔王と対面することになるが、それはガイアによって与えられていた選択肢の1つ。
魔王とはこの世界の負の感情を一身に受け止め、生き物の怨嗟も精霊の汚れもすべて浄化して還元するシステムの頂点。けれどもそれゆえに魔王が狂気に陥ることは避けられず、ただそれを千年単位で延命させるセーフティーともいえる存在が異世界からの「縁の者」、つまり今代の魔王にとっては神崎美鈴こそがその唯一の存在であった……。
今回も2、3回死にそうな目にあってます。
創造神ガイアは意図的に異世界人を呼び寄せるけれど、呼び寄せた後に異世界人がどう行動するかは自発性に任せるという「あとは知らないよ」タイプ。でも、それで成功しても失敗してもかまわないというか、適当に失敗したり成功したりすることこそが世界の選択というあたり、ダイスロールやっちゃってますね。
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