付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

「エロマンガ先生4」 伏見つかさ

2015-05-20 | その他フィクション
「敗者には全力で鞭打つのがわたしのポリシーよ! 負けたとき、むちゃくちゃ悔しくて痛いからこそッ、勝ったときに嬉しいんじゃない!」
 山田エルフ先生は、いけしゃあしゃあと相棒を鞭打とうとしていた。

 マサムネとエロマンガ先生の前に「写輪眼」というか「盗賊の極意」というか「完全無欠の模倣」というか、他人の絵柄をそっくりそのまま模写する敵が現れた。
 エロマンガ先生Gと名乗る謎の覆面イラストレイターは、「エロマンガ先生」の名前を賭けて勝負しろと言い出した。どちらが初代エロマンガ先生の正当な後継者なのか、はっきりさせようというのだ……。

 イラストレイターはみんな変態という話でした。
 というか、ラブコメ路線を歩みつつも、ストーリーの本質は創作論。作家それぞれ、イラストレイターそれぞれの作品への取り組み方が熱いバトルとして毎回繰り返されているんですね。

「この世界にあるのは、『面白い本』と『もっと面白い本』だけだ」
 そして美少女イラストレイター・アルミちゃん登場。彼女の持論は「面白い本なんかちっともない」という千寿ムラマサと正反対のものです。
 一方、千寿ムラマサ先生はブレません。出番が最初と最後にちょろっとしかないのにインパクト大。好きです。

「ある意味、すべての宗教は自己満なのだから」
 山田エルフはいつものようにマサムネの行動を一刀両断。彼女はいつも、良くも悪くも安定しています。

【エロマンガ先生4】【エロマンガ先生VSエロマンガ先生G】【伏見つかさ】【かんざきひろ】【電撃文庫】【兄妹ラブコメ】【原作厨】【ポルノコミックさん】
コメント
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