「富の偏在化と一緒です。今の社会にはリアル充実度の偏在化が起こっているんです。いつまでも資本家の横暴を許してはなりません。私達は富裕層に対して反逆を起こさなければならないのです。そうですね、これを非リア革命と名付けましょう」コミュ障ぼっちガールな玉置亜子にとって、人生オフラインというゲームはクソゲーなのだ。
不登校だった少女が少なくとも毎日学校に来るようになり、クラスメイトとも話をしようとする努力がみられるようになった……というだけでも現代通信電子遊戯部ことネトゲ部の存続には大きな助けとなった。もともと、そのためのサークルだし。
そんな中、ギルドがたまり場にしている喫茶店にやってきた初心者プレイヤーのセッテに助けを求められ、ルシアンはプレイを手伝うことになったのだが……。
こういう成績も悪いヒロインが主人公にべたべた甘えるタイプの話はウザく感じられることが多いのだけれど、この作品にはそういうことを感じない。なんでかなあと思ったけれど、たぶんこれはヒロインが黒いせい。
ゲームだけが楽しみな内気な少女で基本的に人見知り。でも、リア充抹殺計画を心に秘め、窓から外を眺めてはカップルの頭を撃ち抜いてやりたいなあとつぶやく、絶妙な壊れっぷり。可愛いなあ。身内にいて欲しくないけれど。
あ、瀬川は普通に良い子でした。
【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った？ Lv.2】【聴猫芝居】【Hisasi】【電撃文庫】【残念で楽しい日常】【なにそれ、こわい】【ストーカー】【チャＨ】【人心掌握術】
