「超常現象がてんこ盛り過ぎて、ゲップが出そうだねぇ」つまり魔王ご乱心だった。
配下のはずの魔族を次々に殺して己の力にしていく魔王の手から、一族の籠もる都市を守り続けていたエミルと合流したレンヤたちだったが、このままではジリ貧で、ここはいったん魔族領から脱出しようということになった。
巨大な方陣で都市全体を包み込み、レンヤの魔力を根こそぎ絞り出すと、街を丸ごと浮かべて魔族領から都市ごと逃げ出すことにしたのだが……。
おかもち下げたギリエルの愛想笑いがむちゃくちゃ癇にさわる14巻。最初から話せと言われて天地開闢から話し始めるあたり、「フライングハイ」だね。
魔王側の転生者も登場するし、魔族を魔王から助けてしまったことで陣営内部も割れてしまうし、レンヤの正体も明らかにされちゃうし、前途多難な最終決戦っぽい章のスタートです。
ただ、それでも、魔王を倒すのは勇者の仕事であって、自分の仕事ではないと言い切るレンヤのすがすがしさよ。
【二度目の人生を異世界で14】【まいん】【かぼちゃ】【ＨＪ NOVELS】【小説家になろう】【やりたい放題異世界冒険譚】【異世界転生】【カトゥルー】【神は死んだ】
