数人の書店員の思いつきから始まってお店の垣根を越えた、年に一度のイベント、書店大賞は8年の歳月を経て大きな賞になった。
出版社の見る目が変わり、参加する書店員も増えた。世間の認知度も上がったけれど、世間の風当たりも強くなった。
運営事務局に脅迫状のようなファックスも入ってきている。既に何年も前に廃業した書店名で……。
「本なら、自分で選べる。買える。横からごちゃごちゃ言わないで欲しい。おすすめなんて聞いちゃいない。こっちの方がよっぽど読んでる。黙っていてくれと思った」
書店大賞の授賞式の朝から夜まで、脅迫状の謎を追って書店員や出版社の営業が走り回る物語。著者の2つのシリーズがクロスオーバーし、書店と出版社の理想と現実を突きつけます。
同じ商品を扱っているはずなのに、都心の大型店と地方の中小書店ではぜんぜん扱いが違います。大型書店には山のように話題の本が積み上げられているのに、地方では数冊入荷すれば御の字で、売れてしまえば発注していても次の入荷がいつになるか分からない。営業だって滅多に回って来ない。そもそも本が売れていないのだ……という話です。
でも、そもそもメインキャラ間の報連相がきちんとできていたら、ここまで引きずらない事件でしたよね。
【ようこそ授賞式の夕べに】【成風堂書店事件メモ】【邂逅篇】【明林書房】【大崎梢】【創元推理文庫】【本格書店ミステリ】【手弁当】【本屋大賞】
出版社の見る目が変わり、参加する書店員も増えた。世間の認知度も上がったけれど、世間の風当たりも強くなった。
運営事務局に脅迫状のようなファックスも入ってきている。既に何年も前に廃業した書店名で……。
「本なら、自分で選べる。買える。横からごちゃごちゃ言わないで欲しい。おすすめなんて聞いちゃいない。こっちの方がよっぽど読んでる。黙っていてくれと思った」
書店大賞の授賞式の朝から夜まで、脅迫状の謎を追って書店員や出版社の営業が走り回る物語。著者の2つのシリーズがクロスオーバーし、書店と出版社の理想と現実を突きつけます。
同じ商品を扱っているはずなのに、都心の大型店と地方の中小書店ではぜんぜん扱いが違います。大型書店には山のように話題の本が積み上げられているのに、地方では数冊入荷すれば御の字で、売れてしまえば発注していても次の入荷がいつになるか分からない。営業だって滅多に回って来ない。そもそも本が売れていないのだ……という話です。
でも、そもそもメインキャラ間の報連相がきちんとできていたら、ここまで引きずらない事件でしたよね。
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