「間違ってもいいんじゃない？ 戻るところさえ残してあげれば。だって、誰だって間違うことがあるんだから。それに大人の考えがいつも正しいなんて分からないんじゃない？」たとえ９歳の子供だろうと、自分で考え決めたことなら尊重すべきだと、エルフの冒険者リディアーヌ。
転生したザックは、再び夢を追い掛けられる喜びをかみ締めながら、剣と魔法の修行や特産品の開発などの内政に取り組み続けていた。
そんなとき、村の周囲で魔物の群れが目撃され……。
やっとこさ石鹸作りが成功し、トイレも少しずつ使ってもらえるようになり、成功したり失敗しながらも少しずつ前進し、その小さな成功が積み重なって次の大きな成功への弾みとなります。このステップアップしていく一進一退感が内政チートものの醍醐味です。
主人公もやっと10歳。神の恩恵の付いた転生者はもちろんとして、普通の子供に過ぎない幼なじみたちも平均以上に成長する兆しを見せ始めました……というか、このロックハート家の鍛錬って厳しすぎで人を殺しそうですよね。肝練り始めても不思議でないくらい。そりゃあ、強くもなります。
「ドワーフライフ」はスコッチの出荷が始まり、さらに目の色が変わったドワーフたちの恐ろしさが淡々と語られます。いくぞ、いくぞ！
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