「やりたいように生きて、楽しんだら死ねばいいじゃないですか」それが最近流行の「自由」というものではないかと、王国魔術研究所のニコレイナス所長。彼女は常にミツバを観察しながらも、その自由意志に任せている。
ブルーローズ公ギルモア公爵の娘ミツバは、本当なら生まれてすぐに母親と共に死んでいたはず。そんな昏睡状態の彼女を公爵が権力と財力にものを言わせた魔力注入で延命させて10年目。ミツバは突如として覚醒して公爵を喜ばせるものの、継母の策略で公爵は毒殺され、ミツバも犯人の汚名を着せられて塔に幽閉されてしまう。
だが、その頃から彼女に害をなそうとした者はことごとく呪い殺されるという噂が立つようになった……。
革命前夜のフランスを彷彿とさせる異世界で、ぼんやりとした異世界の記憶を持った少女ミツバが無自覚に呪いの力を発動させながら、砲兵士官として出世していく銃と魔法の物語。とりあえず士官学校ものっぽい展開になりますが、視点を変えればただのコズミックホラーじゃないかと思えるふしもあります。ヘンな神様は……というか神様は今のところ出てこない話ですけれど、出てこなけりゃ可笑しいくらいの奇々怪々な死屍累々。
【みつばものがたり１～呪いの少女と死の輪舞】【七沢またり】【ＥＵＲＡ】【ＭＦブックス】【異色の異世界蹂躙譚】【呪いの力を宿した美少女が、異世界で大暴れ】【騎兵は戦場の華】【歩兵は戦場の仇花】
