「私は常に多数派である」という公安委員長、離修竜之介の言葉に「スゴいなあ」と思い続けている自分です。もし自分が常に多数派なら、自分がダメだと思う政治家は当選していないし、つまらないと思う音楽や小説は世に出ないし、出てもヒットするわけないじゃないですか。
でも、世の中、そんなものじゃないわけで、少数派なのかなあと思い続ける日々です。
『ルパン三世~カリオストロの城』 監督:宮崎駿
『スターウォーズ』にも強い影響を与えた映画『隠し砦の三悪人』とか世界のアニメーターに影響を与えたフランスのアニメ映画『やぶにらみの暴君』など往年の名画の影響を色濃く受けた冒険活劇。塔に閉じ込められ、望まぬ結婚を強いられようとしている王女を救うべく、怪盗ルパン三世が仲間たちと難攻不落のカリオストロ城に挑みます。今となっては「本当に売れなかったの?」というくらい金曜ロードショーの定番なのに、当時はアニメック誌で出来は凄く良いが「残念なことに人気は出なかった」と総括されていたのを見てショックを受けました。
面白かったのに……。
『移動都市/モータル・エンジン』 監督:クリスチャン・リバース
巨大な歯車がガタガタ周り、蒸気がぐぅおんぐぅおんと吹き上がり、ドドドドドッとエンジンが大きな唸りを上げながら疾走する話で、本来ならジブリがアニメで作るべきだった作品。
この作品、原作小説に忠実に映像化されていて、なおかつ原作にはそんなテイストは欠片もないのに映画になると、なんとなくスターウォーズっぽくなるフシギ。冒頭に巨大なメカが画面にうわっと現れたかと思えば、それが小さく見えるさらに巨大なメカが出現して呑み込んでいくさまは、宇宙と荒野の差はあれど『スターウォーズ』。移動要塞都市ロンドン撃破のための危険に飛び込むヒロインと、ヒロインに巻き込まれ助けたり助けられたりしながら最後まで行動を共にするヒーローの物語なんだけれど、窮地に陥る2人を救うのは赤の飛行船を駆る謎の空賊。しかし、巨大要塞は抵抗勢力の拠点都市を一発の巨大砲で粉砕。そして、ついに発見された要塞ロンドンの弱点を突くべく戦闘機隊が対空砲火をかいくぐって突入するのだが……「私はお前の父だ」。
映画評論家にはこの作品の面白さが理解できなかったらしい。
『ヴァレリアン~千の惑星の救世主』 監督:リュック・ベッソン
『スターウォーズ』の元イメージの1つであるフランスのSFコミックを映画化したもので、なんというか「SWサーガは本来こういう形になるはずじゃなかったのか」と思わせる、チャラい連邦捜査官のヴァレリアン少佐と、いつもしかめっ面なローレリーヌ軍曹が撃って走って暴れ回ります。 カーラ・デルヴィーニュ演じるローレリーヌがいいのよ。不機嫌そうな太眉の美人が撃って走って飛んで青竜刀を振りかざして突進し、気にくわない相手を殴って殴って殴って殴って蹴り倒して殴ってボコにして、手が痛そうに顔をしかめる映画です。
まさにスペースオペラ!
『ダンジョンズ&ドラゴンズ~アウトローたちの誇り』 監督:ジョナサン・ゴールドスタイン&ジョン・フランシス・デイリー
テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の世界設定を使った冒険譚という位置づけで、舞台がゲームと同じくフォーゴトン・レルムのネヴァーウィンター。誰かのセッションのリプレイを映像化したようなアドベンチャー映画です。中堅から一歩抜き出たくらいの冒険者(ただし主人公以下メンバーの大半がクズかダメ人間)が、英雄レベルぎりぎりのミッションに挑む波瀾万丈の物語です。ダンジョンズ&ドラゴンズというだけあって、ダンジョンは複数出てくるし、ドラゴンも個性豊かなのがぞろぞろ出てきます。怠惰なドラゴンは最高ですよ。
とりあえず4本並べて、『スターウォーズ』と絡まなかったのは1本だけかあ……。
この4本を面白いと思う人。お勧めのエンタメ作品を教えてください。
でも、世の中、そんなものじゃないわけで、少数派なのかなあと思い続ける日々です。
『ルパン三世~カリオストロの城』 監督:宮崎駿
『スターウォーズ』にも強い影響を与えた映画『隠し砦の三悪人』とか世界のアニメーターに影響を与えたフランスのアニメ映画『やぶにらみの暴君』など往年の名画の影響を色濃く受けた冒険活劇。塔に閉じ込められ、望まぬ結婚を強いられようとしている王女を救うべく、怪盗ルパン三世が仲間たちと難攻不落のカリオストロ城に挑みます。今となっては「本当に売れなかったの?」というくらい金曜ロードショーの定番なのに、当時はアニメック誌で出来は凄く良いが「残念なことに人気は出なかった」と総括されていたのを見てショックを受けました。
面白かったのに……。
『移動都市/モータル・エンジン』 監督:クリスチャン・リバース
巨大な歯車がガタガタ周り、蒸気がぐぅおんぐぅおんと吹き上がり、ドドドドドッとエンジンが大きな唸りを上げながら疾走する話で、本来ならジブリがアニメで作るべきだった作品。
この作品、原作小説に忠実に映像化されていて、なおかつ原作にはそんなテイストは欠片もないのに映画になると、なんとなくスターウォーズっぽくなるフシギ。冒頭に巨大なメカが画面にうわっと現れたかと思えば、それが小さく見えるさらに巨大なメカが出現して呑み込んでいくさまは、宇宙と荒野の差はあれど『スターウォーズ』。移動要塞都市ロンドン撃破のための危険に飛び込むヒロインと、ヒロインに巻き込まれ助けたり助けられたりしながら最後まで行動を共にするヒーローの物語なんだけれど、窮地に陥る2人を救うのは赤の飛行船を駆る謎の空賊。しかし、巨大要塞は抵抗勢力の拠点都市を一発の巨大砲で粉砕。そして、ついに発見された要塞ロンドンの弱点を突くべく戦闘機隊が対空砲火をかいくぐって突入するのだが……「私はお前の父だ」。
映画評論家にはこの作品の面白さが理解できなかったらしい。
『ヴァレリアン~千の惑星の救世主』 監督:リュック・ベッソン
『スターウォーズ』の元イメージの1つであるフランスのSFコミックを映画化したもので、なんというか「SWサーガは本来こういう形になるはずじゃなかったのか」と思わせる、チャラい連邦捜査官のヴァレリアン少佐と、いつもしかめっ面なローレリーヌ軍曹が撃って走って暴れ回ります。 カーラ・デルヴィーニュ演じるローレリーヌがいいのよ。不機嫌そうな太眉の美人が撃って走って飛んで青竜刀を振りかざして突進し、気にくわない相手を殴って殴って殴って殴って蹴り倒して殴ってボコにして、手が痛そうに顔をしかめる映画です。
まさにスペースオペラ!
『ダンジョンズ&ドラゴンズ~アウトローたちの誇り』 監督:ジョナサン・ゴールドスタイン&ジョン・フランシス・デイリー
テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の世界設定を使った冒険譚という位置づけで、舞台がゲームと同じくフォーゴトン・レルムのネヴァーウィンター。誰かのセッションのリプレイを映像化したようなアドベンチャー映画です。中堅から一歩抜き出たくらいの冒険者(ただし主人公以下メンバーの大半がクズかダメ人間)が、英雄レベルぎりぎりのミッションに挑む波瀾万丈の物語です。ダンジョンズ&ドラゴンズというだけあって、ダンジョンは複数出てくるし、ドラゴンも個性豊かなのがぞろぞろ出てきます。怠惰なドラゴンは最高ですよ。
とりあえず4本並べて、『スターウォーズ』と絡まなかったのは1本だけかあ……。
この4本を面白いと思う人。お勧めのエンタメ作品を教えてください。