付け焼き刃の覚え書き

 本や映画についての感想とかゲームの覚え書きとかあれこれ。(無記名コメントはご遠慮ください)

『第29回日本SF大会 TOKON9』 1990/08/18-08/19

2014-05-06 | イベント・コンベンション
 東京の浅草で開催されたSF大会。
 宿泊型の昼夜を問わず宴会が続くイベントに慣れすぎたので、都市型の、昼間は大中のホールやいくつもの会議室を回って上映会や講演を聴き、夜は各自で宿をとり、手慣れた者はグループごとに宴会……というスタイルには今ひとつ馴染めませんでした。
 確か朝いちばんの大ホールでは映画「メトロポリス」が上映されていて、みんな爆睡してました……というか、朝のオープニングが終わった後、夕方4時まで大ホールで企画らしい企画がないというのはなんとももったいない話でした。
 顔なじみを見つけてはお茶してただけの大会という記憶です。

 さて、このプログラムブックですが、第11回から20回までの星雲賞の候補作リストが掲載されています。最近の星雲賞の投票は、10作ほど上げられたリストをあくまで参考に好きな作品を選ぶスタイルですが、この当時は基本的に候補作から選び、それ以外は「その他」で追記する形でした。
 そのリストですが、小説は内外の長短編それぞれ、その年のSFやファンタジーを代表する作品が並んでいますが、メディア部門、コミック部門になるとなんだか怪しくなってきます。
 第11回コミック部門ノミネート「リングにかけろ」、第12回メディア部門「オール・ザット・ジャズ」、第17回メディア部門「スーパーマリオブラザーズ」「ドルアーガの塔」、コミック部門「炎の転校生」、第19回コミック部門「めぞん一刻」……。
 いくらなんでも「めぞん一刻」はSFだファンタジーだとはいえなかろうと思います。

 結局は「SF好きなオレの好きな作品はすべてSFだ!」ってことなんでしょう。典型的な三段論法の誤りみたいなもので、定義論争になると泥沼にはまる理由が垣間見えます。

【PROGRAM BOOK】【TOKON9事務局】【第29回日本SF大会】【浅草公会堂】【浅草ビューホテル】【ファングループ連合会議】【谷山浩子のSFアラモード】【覆面上映会】【バビロニア・ウェーブ利用技術開発懇談会】【夏期甲州】【社会主義圏のSF】【トレッキーの部屋】【ウルトラマンの部屋】【コスチューム】【銀河英雄伝説フロアゲーム】【スティールフェアリーズ】【サバイバーショット】【ティーパーティー】【上映会】【時刊新聞社】【ディーラーズルーム】【ホラー酒場】【東京ファンタスティック映画祭前夜祭】【タイトーの部屋】【ポインター号の浅草パトロール】

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