付け焼き刃の覚え書き

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「カードゲームで世界が滅ぶ世界に転生してカードショップを開店したら、周囲から前作主人公だと思われている」 暁刀魚

2024-10-30 | 異世界転生
「人生における最高の瞬間ってさ、一度あれば十分だと思うんだよ、俺は」
 それが棚札ミツルがプロにもエージェントにもならず、カードショップの店長になった理由のひとつ。大学時代に参加した大会で三位になったのは最高の思い出なのだ。

 天火市にあるカードショップ「デュエリスト」の店長、棚札ミツルは今日もお客同士のファイトを見守ったり、ときどき中身が入れ替わるカードの管理をしているが、その姿はなぜか端から見ると過去に大きな事件を解決し、先達として子どもたちを見守る前作主人公のように見えるらしい。実際は、そんな大きな事件一度も解決したことがないのに。なぜか大事件は彼の前を素通りし、別の者が解決してるのだ。
 店長が転生した世界は、カードゲームが何よりも優先される世界だ。大企業の陰謀も、異世界からの侵略も、すべてカードゲームの一発勝負で解決されているのだ……。

 カードで戦う話は『カルドセプト』とか過去にもあったけれど、このパターンはなかった気がします。大企業の陰謀も異世界からの侵略もすべてカードファイトで解決される世界なのだ。つまり遊戯王とかヴァンガードみたいな世界で、なんとなく主人公を見守る引退ヒーローっぽいポジだけど、そんな凄い経験はした記憶が無いなーという店長さんの話。かつての主人公、これからの主人公が行き来する中、美人店員さんと店を切り盛りしていきます。
 ファイトシーンは山場だけのほぼワンポイントで、話はけっこうさくさく進みます。

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