世界有数のダイヤモンド産出国である旧フランス領ノンシャラス王国では、開明的な王子の助言もあって着々と国際外交での足場を固めつつあった。
その王太子、フィルシード・ゼクォート・トライド四世が親善訪問で向かったのは日本。
王子にとって日本は特別な地であった。彼の教育を担当したアメリカ人女性がアニメオタクであったため、王子もいつしか筋金入りのアニオタになっていたのだった……。
晴海コミケ直前の東京を舞台に繰り広げられる『ローマの休日』的なボーイ・ミーツ・ガール+正調同人誌論議。ゲスト原稿も金次第という時代だけれど、同人誌で金を儲けちゃいけないだろう!?という話ですね。1989年の作品なので、話している内容もそのあたりの話です。
アニメ談義、同人誌論議で紙幅をとられてしまっているので、ボーイ・ミーツ・ガールの部分は少し弱いかな。面白くさらっと読めたけれど、今ひとつポイントが何に置かれているかわかりにくい作品。
だいたい、あんなことしでかしたらイベントそのものがタイトル通り中止になりますよ? 永遠に……。
【コミケ中止命令!】【南田操】【さえぐさじゅん】【ものぐさずん】【悪徳同人誌】【王子暗殺】【カリオストロの城】【決闘】【国税庁】【ジョーク】
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