「正しいやり方が唯一のやり方とは限らない」
第四騎竜団長ゼイデン・リオーソンはヴァイオレットにそう告げ、ヴァイオレットは第三騎竜団長アンバー・メイヴィスに同じ言葉を返した。もともと書記官志望のヴィーは法律論争ならなかなかのものなのだ。
ヴァイオレット・ソレンゲイルは虚弱だし小柄だ。だから、徴兵にあたっては書記官を志望してその勉強を続けてきたのだが、あいにくソレンゲイル家は竜を駆る騎手の家系。母であるリリスはナヴァール王国のパスギアス軍の司令官であり、次女であるヴィーも騎手科以外は認めないと言い出した。軍事大学を卒業して騎手になるか、死んで墓標に名前を刻まれるかの二択だというのだ。
その通り、パスギアス軍事大学の騎手科は入学試験で約15%が死に、生きて卒業できるのは25%というのが統計の数字だ……。
竜に認められて竜騎士となる……というあたりは『パーンの竜騎士』などお馴染みの設定。でも、ひたすら候補生が死んでいくサバイバル学園小説。入学は『賭博黙示録カイジ』の鉄骨渡りなみの一本橋渡りから始まり、訓練で死に、事故で死に、やっと竜に選ばれるかと思えば一吹きで燃えかすになり、選ばれても飛行中に転落死したり、騎手が死ねば枠が空くと契約できなかった候補生から命を狙われて終始誰も信じられないサバイバル。そんな中、仇敵であり、上司でもあるゼイデンと嫌い嫌いと言いつつ離れられない仲になっていきます。
竜騎士の学園ものというより、『ワイルド7』の1巻を思い出しちゃいましたね。
【フォース・ウィング(上)~第四騎竜団の戦姫~】【レベッカ・ヤロス】【早川書房】【ロマンス×ファンタジー】【ロマンタジー】
第四騎竜団長ゼイデン・リオーソンはヴァイオレットにそう告げ、ヴァイオレットは第三騎竜団長アンバー・メイヴィスに同じ言葉を返した。もともと書記官志望のヴィーは法律論争ならなかなかのものなのだ。
ヴァイオレット・ソレンゲイルは虚弱だし小柄だ。だから、徴兵にあたっては書記官を志望してその勉強を続けてきたのだが、あいにくソレンゲイル家は竜を駆る騎手の家系。母であるリリスはナヴァール王国のパスギアス軍の司令官であり、次女であるヴィーも騎手科以外は認めないと言い出した。軍事大学を卒業して騎手になるか、死んで墓標に名前を刻まれるかの二択だというのだ。
その通り、パスギアス軍事大学の騎手科は入学試験で約15%が死に、生きて卒業できるのは25%というのが統計の数字だ……。
竜に認められて竜騎士となる……というあたりは『パーンの竜騎士』などお馴染みの設定。でも、ひたすら候補生が死んでいくサバイバル学園小説。入学は『賭博黙示録カイジ』の鉄骨渡りなみの一本橋渡りから始まり、訓練で死に、事故で死に、やっと竜に選ばれるかと思えば一吹きで燃えかすになり、選ばれても飛行中に転落死したり、騎手が死ねば枠が空くと契約できなかった候補生から命を狙われて終始誰も信じられないサバイバル。そんな中、仇敵であり、上司でもあるゼイデンと嫌い嫌いと言いつつ離れられない仲になっていきます。
竜騎士の学園ものというより、『ワイルド7』の1巻を思い出しちゃいましたね。
【フォース・ウィング(上)~第四騎竜団の戦姫~】【レベッカ・ヤロス】【早川書房】【ロマンス×ファンタジー】【ロマンタジー】
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