
相思相愛のはずの美男美女カップルと、それに亀裂を入れる平凡だけれど可愛い少女の三角関係。刊行は1984年。昭和に書かれた少女向けの恋愛小説なので、令和の世にいい年した男が読むと違和感バリバリなわけです。この男、クズじゃねえの?とか、女、諦めるの早すぎ!とか、ニコニコしながら悪意も見せずに人間関係を壊すサークルクラッシャーかよ!?とか。そもそも、おしゃれっぽい演出で、高校生男女が喫煙に無免許運転ってダメだよ。
とはいえ、今ならではの視点と言えば、これ、悪役令嬢ものの原点っぽいよね。もっと開き直れ。運命に立ち向かえと拳を振り回したくなるのです。
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