鼻行類と似た体裁をとっているのがレオ・レオーニの『平行植物』。ウミヘラモやプリズムソウなど現実に存在しない植物を収集分析し、その図版等とともにその研究過程で学会で巻き起こった論争の顛末を紹介しています。
もっとも『鼻行類』があくまで「もしかしたら本当に存在したのかも…」と思わせているのに対し、『平行植物』は回りくどい言い方で(文学的といいますが)"無実体"であり、"写真などでは記録できず、ただ文字においてのみ可能"と解説するなど、暗にフィクションと告げてはいるんで、やや文学寄り。
ウィキペディアによると『アフターマン』『鼻行類』と共に生物系三大奇書と呼ばれているそうだけれど、それはちょっと評価が高すぎるような気がしないでもありません。個人的には『秘密の動物誌』の方を押したいところです。
【平行植物】【レオ・レオーニ】【偽書】
もっとも『鼻行類』があくまで「もしかしたら本当に存在したのかも…」と思わせているのに対し、『平行植物』は回りくどい言い方で(文学的といいますが)"無実体"であり、"写真などでは記録できず、ただ文字においてのみ可能"と解説するなど、暗にフィクションと告げてはいるんで、やや文学寄り。
ウィキペディアによると『アフターマン』『鼻行類』と共に生物系三大奇書と呼ばれているそうだけれど、それはちょっと評価が高すぎるような気がしないでもありません。個人的には『秘密の動物誌』の方を押したいところです。
【平行植物】【レオ・レオーニ】【偽書】
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