「全然無理じゃないです」あんなことやこんなこと、いろいろできるか訊ねられるけど、飯島悟の答えはひとつ。
アラサーの派遣社員、飯島悟はある日突然異世界に召喚されてしまったのだが、そこはバカゲーで有名なファンタジーエロゲ「フェアリーテイルプリンセス」の世界だった。それまでの性経験によって得られる得点が変わるというのだが、悟は経験１回の素人童貞。しかも彼だけ全年齢版が適用されて役立たずのため、初めての魔物討伐中に置き去りにされてしまう。
しかし、森の中を彷徨っていて、月夜の森の湖の上に舞い降りてきた、おっぱい丸出し仙人を目撃したことで、彼のレーティング上限はバグを起こして崩壊してしまう……。
女性と交われば交わるほど能力が強化されるエロゲの世界で、偶然に出会い続けるヒロインたちを助けていくことでハーレムの主となって、働くことすら許されなくなった男の物語。
大筋では小説版とコミック版は似てないことはないです……という程度の差はあります。コミック版はウェブ版のネタは使っているけど直接の原作ではないのだからだそうです。ただ、どちらもエロゲの世界に転生して、ちゃんとエロゲっぽい物語が展開していきます。
【エロゲの世界でスローライフ～一緒に異世界転移してきたヤリサーの大学生たちに追放されたので、辺境で無敵になって真のヒロインたちとヨロシクやります～】【白石新】【タジマ粒子】【ツタロー】【ダッシュエックス文庫】【エッチでおバカな異世界スローライフ】【カクヨム】【夜の現代知識】
絵を描くのは好きだったけれど、仕事にするほどの才能は無く、流されるままサラリーマンになった男の楽しみはゲーム。ふとしたきっかけで見つけたゲームアプリで「どんな絵でも描ける理想の画家」という設定でキャラクター・メイキングしていたら、いつの間にか彼の意識は途絶え、商家であるラントベリー家の長男に転生。そのままゲームスタートの18歳まで人生をスキップするのだが、その直後、婚約者の浮気現場に足を踏み入れてしまったアレンは、浮気相手に殺されてしまう。
「タヱ、先生の言うことが全部正しいとは限らんし、正しければ何でも納得できるってもんでもねぇ。御国のために命を捧げるのが尊いことでも、親兄弟を失った悲しみが無くなるわけじゃねえし、正しさを盾に無神経なことを言っていいわけでもねぇ」
「世界をより良くしてきたのは、いつだって綺麗事を並べた挑戦者たちです」
「相手に合わせて気を使いながらコミュニケーション取るのって（窮屈じゃないかな）」
わがまま放題で高笑いしてたとき、前世を思いだしてしまった悪役貴族のフランだが、破滅回避に奮闘してもう７歳。魔王も封印されたっぽいし、魔王の影響を受けていた魔物たちも落ち着いて平和な日々だ。あとは勇者が来ても大丈夫なように、賢いよい子になるだけだ……。
「あんた……面白いやつね。気に入ったわ」
「魔女が本気で力を使って有名になると、その、なんといいますか、色々と問題が生じてしまいますから……」
中山春斗はチャンネル登録者10万人を持つゲーム配信者「鬼ちゃん」。対戦プレイヤーを煽りまくって怒らせるのが彼のスタイルだ。ところがある日、ついうっかりマイクを切り忘れ、食事を部屋まで届けに来てくれた妹との会話が流れてしまう。
「文芸部は俺と、氷の令嬢こと未央との愛の巣なので、皆さんは近付かないでください」
高校１年生にして大人気女優になっている、水沢玲奈が演劇に目覚めたのは小学１年の学芸会だった。幼馴染みでいつも「大きくなったら海斗とケッコンする！」と言っていたクラスメイトの天野海斗が「白雪姫」の王子様に決まったので、他の子と海斗がチューするのはイヤだと引っ込み思案だったのに名乗り出たのだ。
「命を奪う、その感触を忘れないようにしなければ、驕りが出ます。生き物と自然に対して、驕り高ぶれば、人間は滅びます」
宇宙に商売や観光で訪れる者も増え、フンボルト海沿いのレヴィニア市も、直径３キロにまで街並みが広がって人口は10万人を超える。
彼女を寝取られ自棄になった新人少尉ナオ・ブルースは、遅咲きの中二病の発症もあって『仲間を守ってカッコよく死ぬ』シチュエーションに憧れていた。
「英雄や勇者を統べるからこその王なのだ」
