goo

G氏のレッスン 2 コレルリの主題による変奏曲ー2

第11変奏、弾きにくい和音の後のアルペジオ、落ち着いて弾くようにと言われた。加速してたら弾きにくくなる。

第12変奏、左手の音の長さを揃えること、後半部分でパンパカパンというリズムのところがあるが、そこをはっきり弾くようにと。そのあとのシの保持音をしっかり出す事。

第13変奏、「綺麗な和音の移り変わりが聞こえてきません。速度を落として弾いてください。」和音のタッタラリズムのタラが強いとも言われた。「これがストレスになっていませんか?」と。
リズム感よく弾こうとして逆にバランスを崩していたようである。

インテルメッツォ、この音楽はとても面白いですよ。これはなんだと思いますか?との問いかけ。わからなかった。
答えは、アラビア調の曲だって。
装飾のトリルは一つでも二つでもいい。モスクで音楽がなっているのを思い浮かべてくださいと。
「ここでもラフマニノフは新しい試みをしたのでしょうか?」と聞くと「そうかも。」と言われた。

第14変奏は特に指摘がなく、第15変奏は左手の♭ラがなってないと言われた。
"Again, lazy thumb."
とご指摘。「響きがたりないですよ」と。

この曲の特に難解で妖しい音楽をどういうふうにとらえられるのか、というのが楽しみだったところだが、いろんな和音を美しいといわれたり、いろんな他の音楽の要素というか、味わいを教えてくださり、今回もまたうっとりさせていだたいたレッスンだった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

G氏のレッスン 2 コレルリの主題による変奏曲ー1

コレルリ、前回のレッスンの続きを受けた。今回は、第8変奏から第15変奏まで。
第8変奏、モダンな和声の変奏。不気味さが足りないと。始めの右手の和音が大きすぎると。弾き方、手が鍵盤に自然に沈み込んで発音されないといけない。その加減が難しい。がつーんと行ってはいけない。あくまでスーッと。あと左手の音の長さは揃えること。
G氏いわく、ラフマニノフは変奏の幾つかを省略して演奏していました。多分この変奏も省略されたのではないかと思います。和声が斬新すぎて聴衆に理解されにくい。では何故ラフマニノフはこの変奏を書いたのでしょうか?ときくと、何か新しい事に 取り組みたかったのではないでしょうか。ラフマニノフは古いスタイルの作曲家といわれていましたから。といわれた。
第9変奏 悶絶の熱病を思わせる変奏。
左の和音の響きが足りないといわれた。始めのところウナコルダをふんではいけないと。
私はピアノで暗い音がだせないので踏んでいます。というと音の暗い響きはウナコルダを踏まない方がより鮮度が上がり多くを表現できます。左手のバスの小指の音をよく響かせてください。と言われた。後、真ん中の闇っぽい部分の左右の不協和音をはっきり弾くように言われた。
そして難解な第10変奏。左の1の指のラが聞こえないといわれた。先生の手をよく見たらバイアスのポジション。これが弾くコツかなあ!がんばって練習しよう(*^^*)。
最後のすごい弾きにくい不協和音の音群については、"shape"といわれた。
手の型を決めてその中で弾くということかしら。多分指先の微妙な動きの中で。(^_^;)





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

G氏のレッスン <コレルリの主題による変奏曲>4

ここからは時間がなくて駆け足

第5変奏

ユ二ゾンの8分音符も和音同様の鋭い音で弾いてください。

第6変奏

指をパタパタさせずにレガートで練習してください。

第7変奏

始めのレの音で右ペダルが真ん中のペダルを踏んで踏みっぱなしにしてボワーンと鳴っている間にめちゃくちゃ速く弾いてください。

残念ながら、第8変奏のミステリーや第9変奏の暗い闇や第10変奏の技術の事は聞けずじまいだった。(T_T)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

G氏のレッスン <コレルリの主題による変奏曲>3

第3変奏

タッタタタ-と弾いていたのを
タッタラタ-と弾くように言われた。

第4変奏

旋律の合間になるエコーの高音を旋律のように聞いてはいけません。遠くで鳴っているように弾くように。
ー弾き手の聞き方で演奏は変わる。このことを実感した。自分が聞きたい音楽を創っていくという事を忘れてはいけないなあ。
この変奏についてG氏のご意見を伺いたいとがあった。私はこの変奏で静かな水面を想像し、美しい湖を思い浮かべていたのだが、以前N氏にラフマニノフだから鐘です。と言われ、自分としてはしっくりこなかったのでいかがなものか聞いてみたかったのだ。で答えは 私はパガニーニの変奏を思い浮かべます。ということだった。そして尋ねる時 始めに湖とかいろいろ言わない方がいいですよ。
とも言われた。 (;^_^A
自分で思ってたらそれでよしということなのか......~_~;。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

G氏のレッスン <コレルリの主題による変奏曲>2

さて、とりあえず通してお聞きいただいた。
まずはテーマについて

このテーマはサラバンドのような踊りの曲です。1拍めでアップし2拍めにアクセントがきます。手を静かに保つのではなくそれを意識して弾いてください。
そしてフレーズの始めの音にも細かい指示。聞いている人が次のフレーズととの違いがわかるように始めの音からディミヌエンドをかけます。
ーこれは朗読している感覚と同じだなあと思った。言葉をきくのと音楽をきくのはって多分同じ感覚。ということは演奏はどう聞いてもらえるかを常に考えるべきなのだろう。

リズムもかっちりと弾きすぎるのではなく少し幅を持たせましょう。
長調になったら少し明るく。
ー微妙な音量の違いは全て考えぬいて行わなければならないと思った。

第1変奏

左手の特殊なリズムのバスをもっと強弱のあるフレーズで弾き、内声は極力静かに。メロディーはテーマで練習した具合で弾くように。
分厚い感じに弾かない事。長い曲の始めなのですから。
ーそうですね、演奏は自分の好みを優先させてはならず全体のバランスを考えて弾かなければならないですね。

第2変奏

内声が短いです。しっかり延ばして下さい。右の上声と弾き分けてください。
ーーしかし、先生それは最高に難しいのです。という私の表情を見て
言うのは簡単で行なうのは難しいですね。と言われた。
こんなできそうにないことも念じていたらできるようになるのかしら...。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

G氏のレッスン <コレルリの主題による変奏曲>1

先日、コレルリの主題による変奏曲のG氏のレッスンを受けた。
1時間のレッスン枠だったの全部は弾かず第13変奏まで。
レッスンは譜面見ていいから少し安心して準備に臨んだら、やっぱり、やっぱりこの曲はややこしくて難しかった。3年前に弾いた具合にはいかず、手は迷いっまぱなしだし、その後私は難曲巡りした分少しは技術上がったつもりだったのに、以前と変わらない弾き方しかできずまたもやもがき苦しむはめに...。

今は仕事が落ち着いていたので毎日練習室に通い、前日は休みとって久しぶりに4時間くらい音を出して練習した。
普段あまり弾いてないのに急に一日だけ練習して手を傷めないように注意した。
(;^_^A
それでもやっぱり思うようには弾けず、
あ~、またしてもひどい仕上がりで申しわけない気持ちでいっぱいだった。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

テクニックの練習はゆっくりと合理的意識で・・

コレルリの第13変奏、余りにも分厚い和音が弾き難く、前に弾いたときは指を痛めそうだと感じていたので、極力流すように、「早くおわれ。」と願いながらしか弾けなかったが、今はもう少しは弾けそうな気がしてとりくんでいる。
音を減らしながら、ポジションをそのつど確認し、とにかくゆっくり、ゆっくり弾く。
ひじの位置は動かさず、手首は力を抜いて、高さを保ちながら2の指の指先の動きはしっかり、他の部分は余り動かさずに弾く。音型によっては3の指の指先を動かしたり、あるいは引っ掻いたりしながら。
合理的に、省エネで・・つまり、余り、動かずを常に心がける。
ポジションを考えるから、はまるまで速度はあげられない。こういう練習は昔はできなかったなあ。
合理的なものをめざす意識、合理的意識といおうか。
それではまったら、曲相へ・・。長い道のりだなあ・・。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

コレルリの復活に努める毎日

最近、練習時間が以前より限られてきた。リストの超絶、とりあえず全部弾くという目標を達成したら、今は手付かず状態に・・。「狩り」はレッスンを受けて、その後改めた点が定着しないまま、放置状態。
まったくパロパロの浮気ものよねえ、私は。でも誰にも迷惑かけるわけでなし、ホント好きな曲を自分のペースで弾ける幸せをかみしめなければ~~。
今ひいているのは、コレルリ。
これに入り込むと、時間がほんとに足りない、足りない。
でも、今前はできなかったことが、できるようになってきた喜びで、結構、うれしがっていたりする。
難しかった和音、内声だけ弾く練習とかしている。これをすると、
1.耳か鍛えられる。
2.指が安定する。
3.音が覚えられる。
という利点がある。 慣れるまでしんどいけど、慣れたらこの練習にはまってしまう。
和音の分厚い変奏など、ほんと練習のしがいがある。
しばらくはずっとこのままコレルリとともに・・、かなあ~~。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

危ない、危ない

ぼちぼち掘り起こしているコレルリ、やはり前と同じく第10変奏の4度の下降の難所にハマってしまう。
サイレントで弾いて感覚がだいぶ掴めたので音出してみたら、力む事、力む事。それで小指の付け根に絶えがたいほどの圧が! サイレントならその圧力弾けたけど生ピアノではそうはいかない。親指と人差し指の方に重みの支えを持って来とかないと手を痛めてしまいそうになる。
やはり力む事は厳禁。ホントに危険がいっぱいだと思う~。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

本番は追悼演奏

もうすぐ本番。コレルリ、なんやかんやいって2年近く弾いたなあ。今回は先生への追悼と思っている。5月の時点では半分しか弾けず完成するにはさらに3~4ヶ月かかった。私の場合これぐらい時間をかけないと曲に馴染めないのである。
偉大な作曲家が長い時間をかけて書き上げた作品だから、すぐに弾けなくてもいいよねぇ(と自分を慰める…)本番まですでにたくさんのお友達に聞いてもらった。大曲を仕上げていく過程でいろんな方に興味を持ってもらえたり、新しい出会いがあったりしたのが感動的で大御所先生がこの曲を弾きなさいとおっしゃらなかったら人生また変わってたのでは?と思うぐらいである。
コンペもどう受け止めるかは全く参加者の自由だと思う~。この曲を私に弾かせてくださった先生に感謝の気持ちでいっぱいの今日このごろである~。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ