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窮極の最強練習ーイメトレに励む

窮極の最強練習であるイメトレを開始した。ピアノを弾かず楽譜も見ず自分が弾いているのを頭の中で再現するのである。あるピアニストが4種類の練習について書いていた。楽譜とピアノがある、ないの組み合わせで4とおりできるがそのうちの楽譜もピアノもないというものだ。指が鍵盤に触れて黒鍵を乗り越え白鍵にすすんでをいくという触覚も意識して思い浮かべる。
何かしながらというのではなく座ってじっくりこれだけに取り組む。なんとなく弾く練習をしないというのが本番前には必要と思うからだ。このイメトレはすごくしんどいから千本ノックをする野球選手になったつもりでやる。
分からなくて止まってしまうところ続出。それを楽譜のコピーに印をつけそこではじめて音出しし頭の中でそれができるようにする。
ああホント分からなくなるところだらけ…。何回やっても思い出せなくなる頭の悪さを嘆く。ふだんの音を出せる練習はなんて幸せなのだろうと思う。
普段の生活でも手すきの時間に止まったところの思い出し練習。さすがに何回も繰り返すうちに楽になっていくがまだまだ先は長い…。(-_-#)
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コレルリ物語 4

激しい戦いは続いた。王子を排斥する一派と擁護する一派の戦いが広大なる戦争を巻起こした。戦争は何十年にも及び、地の神の激しい怒りをかう事となった。激しい雷鳴がひびきわたり火が広がってあたり一面が焼け尽くされてしまった………。
(語り手)ああ、なんて悲惨で哀しい事が起こったのだろう。かつてこの地でその様な戦いがあった事を今は知る者はない。今は何事もなかったようにそよそよと風が吹いているだけである。……
これが私が話したかった事である………。
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コレルリ物語 3

世の不条理にもがき苦しむ王子。そんな中、小鳥たちのさえずりと扉をたたく音が聞こえた。小鳥たちは奇跡のように牢獄の鍵を開けパッと消え去った。王子は牢の外にでて見張りの怪物たちと闘う。道を案内してくれる野ウサギとともに見張りの巨人の横を王子はすり抜けて行く。気付かれないように気をつけながら。やがて馬房にたどり着き王子は野ウサギと共に山道を馬に乗って進んでいく。どんどん駈けて行く。やがて山の頂きにたどり着き眺望が一度に開ける。何と言う素晴らしい景色であろう。
真っ青な空、白く流れる雲そして美しい山々。野ウサギは王子を助けるために姿を変えていた美しい女神であった。感謝する王子と恋に落ちた二人の甘美なひととき。それから王子は女神から戦闘に勝つ為の術を授けられる。猛獣使いのムチのしなり。それから空飛ぶ絨毯で天空を駈ける二人。
そして天下を二分するような激しい戦鬪が始まったのだった…。
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コレルリ物語 2

さて重大な発表。トランペットが響き渡り、次期王位継承者の発表。でもそれは王子ではなく別の者という爆弾発言。「いったい何があったのだ!?」と人々のざわめきの声。そして暴かれた王子の王への陰謀の数々。でもそれは権力を握りたい悪の一派のでっちあげであった。「その者をひっ捕らえよ!」混乱した王の命令で無実の王子は罪を着せられ捕らえられる…。これが第7変奏まで。そして不気味な牢獄の第8変奏へと続く~。
牢獄への道は不気味で真っ暗でコウモリが飛んだり、藪から得体のしれない動物が出てきそうでとても恐ろしい。牢獄に行き着くと狂気に取り付かれた身悶えする王子の姿があった…。
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コレルリ物語 1

Sさんのレッスンがヒントになり、壮大なコレルリ物語が完成した。かなり「バカみたい」な所もあるが、そう思って弾くのが自分にとって自然なのでそうしようと思う。演奏中に「これはこう思ってます」と口で言わなくていいのは幸せな事だ~。(バカなのがばれずに済むし…)
まず語り手が世にも哀しくこの上ない壮絶な戦いがあったのをお話ししましょうと語る。そして主人公の麗しい超美男子の王子登場。雨がしとしと降る。山深い所にある城を訪ねる時聞こえるこだまの数々。
見渡すと美しい池がありそこに映る月の影のこの上ない美しさと空気の清涼感と時々聞こえる鐘の音。これから城では重大な発表が行われようとしている…。
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Sさんにレッスンを受けた 2

さてSさんがこだわったのはミステリアスな第8変奏。「マンゴさんの演奏は例えばお化け屋敷に入ってみたらお化けに扮している人があっちやこっちやで見えてて、ちーっとも怖くないや!という感じです。もっと左手で怖ーい感じを作ってください。右のタッチもなでるようにぼかして弾くといいですよ。」む、難しい…(-д-;)まず自分が怖さを感じるためにお化けに見られていると思って弾いてみようかしら…。
他、指摘されてすごく参考になったのは長い和音を弾いてその後16部音符などで合いの手が入る弾き分け方。「何が主になるか考えて弾き分けましょう」そうして弾くと音が整理されてくるし、弾きやすくなるのである。そういえば昔みや先生も「この部分は刺身の添え物みたいな感じで弾いてください」とかよく言われてたっけ…。
脳を立体的に進化させないとね…。
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Sさんにレッスンを受けた 1

先日コレルリのレッスンを受けた。先生は叔母の紹介で30代前半の若手Sさん。大御所先生の教えを引き継ぐYさん、N氏とまた違った事を言われ面白かった。もちろん音をよく聴くというのは同じだが、一番違うのはテンポの設定。私は「テンポアップ」というN氏のトラウマをSさんに解いてもらった。(やはりNとSは対極ですな)「指定のテンポの中でならゆっくり弾いて、その分表現を豊かにする事に重きを置くというのでいいと思います。」でも大御所先生がこだわったテーマの16部音符のゆっくり弾きには「流れが止まる」と推奨されず。結局は好み問題なんですかねェ。私は昔グレード試験を受けて落とされ回っていたが「自分に合う試験官にめぐりあうまで頑張って!」とグレード受験の先生に励まされていた。(そして本当にそういう試験官に巡り合えたなぁ…)
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鬼の猛特訓

どうしても速度を上げられない第6変奏、自分の殻を破るには速く弾く人に付いて行く事だと思いきった練習をしてみた。まず携帯に映像を録画する。そしてそれを譜面台の横に置いて見ながら一緒に弾くのである。案の定まーーったく付いていけない。まるで国体出場の陸上の選手と一緒に走るような無茶な行為。私がモタモタしているうちに映像ははるか彼方に進んでいる。なぜこんな無茶をする?それは自分の限界に挑むのが面白く興味があるからである。別にできなくても速度をあげるのを辞めるのは一向に構わないのだし。悲壮感はないのだ。なんとか片手だけでも…、右の上声だけでも…と必死で食らい付いて行く。なんとか右の4、5のみ一緒に弾けた。多分この4、5の動きを基準にして行くととんでもない速度に少しは迫れるのでは?
しかしこれは音楽とかけ離れた世界よねぇ。ちょっと遊び半分でしかやりたくないなあ…。
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ワルツの暗譜 vs 不協和音を好む人

ショパンのワルツ、暗譜するため録音してみた。ラフマニノフに比べて遥かに暗譜しやすいかと思いきや、左の和音の多彩なこと、同じ和音でも転回形が変わってたり右の装飾音に気を取られてたら左も結構語っていたり、ちゃんと弾けてない所だらけだった。
でコレルリと比較して思ったのだが、このワルツは右に受け答えする左はちゃんと調和しているが、コレルリって右に対しての左の合いの手などが不協和音だらけなのだ。なんか人前で弾くと引っ掛かる所って左右が同じように動いていながら同じ音じゃなくわざと相容れない音を使ってたりする。じっくり楽譜みて音をよく聞くと「これって変よねぇ~」というのがいっぱい。人前で弾いて止まった所は自分の意識が拡大鏡のようになって気付いてなかった違和感が一気にでてきて手が止まったのかなぁ~。ラフマニノフは不協和音で昔びっくりされたというショパンのプレリュード20番で変奏曲を書いてるぐらいだから、やはり不協和音が大好きな人だったのではないかと思う。コレルリを聞いて「ラフマニノフの考えているが分からない」と言った友人がいるがこのせいかも…。
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オーケストラをイメージする練習

音が多くオケを思って書かれていると言うコレルリ、オケをイメージしながらというのはなかなか難しい。そこで逆転の発想でオケをピアノ曲にしたものを弾いてみることにした。家に眠っていたブラームスの交響曲4番の第2楽章を弾いてみた。この曲は実は私は本当に大好きでいつも感動して異次元でうっとりするように聴くのである。かの中村紘子さんが「『さあ皆さん、今から泣いてください』というような曲です」と言ったそうな~。弾きだすとやはり脳裏に浮かぶのはオケの音でピアノの音は聞こえない。(実は私は自分のだす音を聞いてないのでは?)
しかし弾いていくうちに同じ問題が!それは音が多くて弾けない!ということだった。弾けない自分がほんとにもどかしい。感動してウルウル泣きながら弾いて見たかったのに弾けないのが悔しいという別の涙になってしまうのであった…。(;_;)
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