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N氏のコレルリーレッスン 7 (まとめ)

今回重点的に言われたテンポアップ。曲の捕らえ方でテンポが上がり音楽が流れるようになるそうだ。闇雲に速くするというのでなくフレーズを大きく捕らえるという事で西洋の言葉と同じといわれた。例えば英語を母国語とする人たちの会話は流れるようでペラペラといく。((注)私は英語を話すといってもゆっくりポツリポツリである!決して抑揚をつけてペラペラとはいかない。舌も口も外人みたいに速く動かせないし子音は聞き取れないし。)音楽にも子音の部分があるんでしょうね~、多分。きっとフレーズの中の子音の所が軽くできたらスッキリ速く音楽が流れるのでは…?(あくまで想像の世界)言語のリズム感ーイントネーションをもって流れていくもの~フレーズ感とはとどのつまりこういう事らしい。
N氏の西洋音楽の日本との比較論は面白い。最後にコーダの悲哀に満ちた叙情あふれる模範演奏をお聴かせいただきドリームレッスンは終了した。(^-^;)
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N氏のコレルリーレッスン 6(変奏13)

さて変奏の中でも特に難しい第13変奏。なかなかクリアな音が出せない。和音を掴むのが精一杯でとにかくがむしゃらに弾くだけになる。ここでも技術指導。右の5と4を鍵盤を引っ掻くように弾くようにいわれる。なかなか鍵盤に入りにくいがうまく入ったらちゃんと音が出る。でも弱い4,5の指でそうするのはとても難しい。そこでN氏にずばり聞いてみた。「先生,私はまだまだ指が弱いのでしょうか?」するとN氏「…指がちゃんと機能していないのです。」これは難解な答えであると同時にショックでもあった。私って今まで何してたんだろう…。先に進むため正しい方向を示してくださったのであるが、とても濃い霧が存在しているのを私は感じたのであった。(T_T)
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N氏のコレルリーレッスン 5 (変奏6,7)

第6変奏、これは第5変奏と同じ速さでと指示があるので、第5変奏をテンポアップしたら当然こちらもテンポアップとなる。でこの間人前で弾いて悟った。『到底無理!』前の変奏はなんとかなってもこの重音の連続の変奏は絶対つかえて弾けなくなる。慎重に弾いても短い曲だから高だか5秒ぐらい余計にかかるぐらいならつっかえない方がいいと思うし…。(だから5も6も今までどおり弾く事にするんだぃ!当日N氏ご本人がききにこられるわけでなし…(-"-;))
N氏は理想を示してくれたが私にできるかどうかは考えてらっしゃらないと思うし…。まあ次の第7変奏は少しは速くできるかな…。第7変奏、弾いているとき「頭の中を外国語にしてください、日本語だと一つ一つ途切れます!」といわれ私は★☆◆◇◆(@_@;)???であった。(留学期間の長かったN氏は時々外人みたいになられる…)
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N氏のコレルリーレッスン 4 (変奏3,4,5)

第3変奏、「ラフマニノフはオーケストラの事を考えてこの曲を書いています。ですからポリフォニックに弾いてください。まだまだ音が均一です。音を変えるにはイメージしてから音を出すことです」この変奏に多く現われるエコーは違う楽器を思って弾きわけないといけない。そこで私はある練習を思いついたがこれについては後日書きたい。
第4変奏、私は芭蕉の「静けさや、岩に染入るセミの声」という俳句を思い浮かべてゆっくりした時間を味わうつもりで弾いていたが(頭の中はかなり和洋折衷である)「もうすこし速く弾いてください。これはラフマニノフですから鐘のイメージです」うーん、芭蕉から鐘が鳴ってより静けさを感じる情景に絵を描き替えないと…。
第5変奏、これは技術課題山積み。「腕で弾かず指をしっかり動かして発音してください。身体はしっかり支えておく事」弾き方変えるのはかなりチャレンジ。音を外さず弾けるかなあ…。(ΘoΘ;)
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N氏のコレルリーレッスン 3 (変奏1,2)

テーマの歌い方、優しい音を模索していた私に軌道修正がはいる。「ソプラノをクリアに歌ってください。指使いを変えましょう。4の指は使わないようにしましょう」そしてコラール風に弾いていた事についても「踊りの曲なのでリズムを忘れないように」
第1変奏はYさんから言われていたのと同様「総じて静かに弾いてください。まだ音が大きすぎます。後にいくつもfの変奏が控えているのですから」
第2変奏もYさんの注意と同じ「内声小さくしてもっとテーマを出すように」全体的に弱くして弱い4、5でテーマを弾き強い1、2を抑える超難しい変奏。思わず「先生、これ難しいですよね」と同意を求めたが「難しいです」(そうですよね!(@_@;))それでテクニック指導。先生の手と手首の位置はいつもとても低いがその位置で4、5は鍵盤を引っ掻くように動かす。私は力を抜くため指をしっかりさせた後手の振りで音を出していたが「指に重みが乗ってますか?手は振らず指先だけで弾いてください。テーマを聴いてください。聞こえれば弾けます。」と手の動きを少なくするように具体的にご指導いただいた。(できるかどうかは別…(-д-;))
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N氏のコレルリーレッスン 2(テーマ)

さてコレルリ変奏曲は大きく4つに分けられるそうである。
1.テーマから第7変奏
2.第8変奏から第13変奏
3.インテルメッツオから15~16の長調の変奏4.第17変奏から終わりまで
それぞれソナタの楽章のようなつもりで弾く。(なるほど、そうとらえるとまとまりやすいですね)
〉第1部:テーマからはじまりだんだん速度が上がって行き第7変奏が最高に速くなってジャーンとなる。
テーマは実はコレルリが作曲したものではなくスペインのアンダルシア地方のフォリアで歌と踊りの曲なのだそうだ。(コレルリはそれを拝借したそうな。ラフマニノフもそれは知っていたようである)リストのスペイン狂詩曲も同じテーマを使っている。余談だが大御所先生にこの曲をもらってからも私はしばらくコレルリはそっちのけでハンガリアン6ばっかり弾いていた。それである時ハンガリアンのCDを聞きながら用事をしていたらいつの間にか曲がすすんで一緒に入っていたスペイン狂詩曲がながれコレルリのテーマが聞こえてきたので私はドキモを抜かれた。(同じテーマを使っているとその時まで知らなかったのだ)「えッ何これ?コレルリ練習せよという事?えっリストがラフマを真似した?(それは逆やで)
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N氏のコレルリ-レッスン 1

10月にコレルリ弾く事になったので、N氏のドリームレッスンを受けてきた。やはりよほどの事がないと遠出はできないから、ちょっと(いえ、だいぶ)嬉しかったりして…。しかしいつも迷って遅れる。家の近くでまるでキツネにつままれたみたいに分からなくなってしまうのだ。ああこんだけ記憶力が悪いから暗譜もできんのだ。(涙)
でようやくたどり着いたら前の方がバラード1をみてもらっていた。「最後の所耳で聞いたのを弾く人が多いですがちゃんと楽譜どおり弾いて下さい」(ギク、それは私の事?)さて、私の番が来た。とても紳士のN氏、まず全曲すべて聞いてくださった。
弾き終った後N氏は「やはりラフマニノフは音が多いですね。どうしたら停滞気みにならず曲が前進して行くか考えてみましょう。」と言われた。
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いかに速く、いかに強くに挑む

昨日は練習室で練習し、夜は部屋にこもって読書してお宅的に過ごした。(観光より普段できない事をするぞと心に決めたのだ)
さてN氏のレッスン、「やはりカデンツァや難しい所をいかに速く、いかに強くというのを見られますからそれがちゃんとできないといけません。」そして効果的な指使いの徹底的な見直し、などめちゃんこハードにしごかれ、最後のフリスカなんて信じられない速さで並走ならぬ並奏され腕がつる限界までいきそうになり(もちろんもう音楽といえない状態)「センセ私はシフラじゃないんですから」と叫びたかったわ…。 (ToT) こんなにして学生ってしごかれるのかしら…。
ラッサンの指導はとても素晴らしかった。「これはジプシーの色気そのものです。そんなに普通に弾かずもっと濃・厚・に!」と具体的に濃厚な音楽をお聞かせ戴けたのだった。(^_^)v
これだけで遠路はるばる来たかいがあったと思った。だって後は本当にできるかどうか全く怪しい限りだから…。
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レッスンを受けた 3

N氏いわく「貴女は姿勢を正しくして音が変わりました。その音が西洋音楽のベルカントの音です。身体を上げた状態で出す音です。日本古来の能などは身体を下げて使って地声を出すのです。文化の違いです。音はたたいたり押したりして出してはいけません。重みを乗せるのです。
軽く弾きたい時手を持ち上げてはいけません。抜けてしまいますから。どういう音を出したいかイメージして呼吸をします。するとそれに伴なって弾けるのです。」と。多分最後の方は一日に何時間も弾いてはじめて得られる境地だと思う。ヤマハのT先生も「音大生の時は一日10時間弾いていた。手の状態は理想的で思うとおりの音が出せた。」とおっしゃってたなぁ。普通の人は「左様で御座いますか」とうなずいとくしかないよねェ~。(かといって一日一時間余りの練習は変えれないけど…(-.-)y
プロとはそういうものかと思った。かけてる時間が違う(もちろん才能があった上で)。だから素人の自分は自分なりに進んでいくしかないと思ったのだった。
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レッスンを受けた 2

今回恐れ多くも超絶2とハンガリアン6をみていただいたが、コメントは曲以前の問題で「正しい姿勢を身に着けましょう。姿勢が悪く弾きにくくしていますよ。座骨の上にまっすぐ座ってみぞおちを落とさないように。みぞおちが落ちると日本人的地声のような音になってしまいます。西洋人は身体付きが違うのでそのまま弾いても地声になりません。西洋人で地声の人っていませんよね!?(ハイ、おっしゃるとおり)もっと前に座ってピアノに近付きましょう。イスはもう少し高く。イスの高さは身長ではなく胴の長さで決まるのです。(肩から下がる腕の長さで)鍵盤の延長上と前腕が平行になるようにしてください。手を持ち上げると考えると上腕に力が入るからいけません。どこにも力はいれず指は付け根から折って指先は鍵盤を手前に引いて弾きます。掴む感覚をしっかりたもちます。親指も付け根から下向きに降ろすのですよ。別の動きもありますが。ちょっと失礼、貴女の親指の付け根はここですよ。」と親指の付け根を触って教えてくださった(*^_^*)ウフ。姿勢のこういう指導はしていただいた事がなく新鮮だった。ああ今まで私って何してたのだろう…としみじみ思ったのであった。
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