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本番その後ーー許しがたい傷の修復

自分にとっては大きな区切りだったリストソナタ全部を暗譜で弾いた本番。あとで恐る恐る録音を聞いてみた。やっぱり引っ掛けたかな?と思ったところは許しがたい傷だった。(T_T) 焦って制御出来ないスピードで弾いたのがダメだった。やはり勢いで弾いてしまってはだめだと思った。それは、ほぼ確実に失敗する。 できればリベンジしたいところだけど、そんな無茶をしたらきっとまたどこかが崩れて堂々巡りに陥りそうだ。というので、まだ終わりににせずに、ゆっくり間違ったところの練習をしている。それは、自分の誤った記憶をちゃんとしたものに上書きするためだ。

そしてもう一つ思ったのは趣深い演奏に欠かせないしみじみとしたところをゆっくり弾くという事がとても難しいということ。適度なちょうどいいゆっくりさが保てる様にしたい。どうしても本番で焦るのか、あるいはせっかちな性格がそのままでているのか、もう一つ充分な「間」というのがとれないでせかせかした感じになってしまう。呼吸が浅いのだろうなあ。静かに響くピアニシモや、曲を深めてくれる人ゆったりと味わいを深めてくれる間を取るのがすごく苦手だ。

今回は特にないあまり練習のできていなかった前半部分がやはり手薄だった。なのでその仕上げをして初めてこの曲を終わりとしたいと思う。(^^;)
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サ-クルの定期演奏会終了

サ-クルの定期演奏会に参加した。ここでは結構長く弾くことができる。リストソナタも全曲弾かせてもらえる、ということでここでの演奏をずっと目標にしてきた。
出来はフ-ガでちょっと引っ掛けて詰まってしまって残念なものになってしまったけど、まぁそれが実力なのだから仕方ないよね〜〜。
とりあえずこの大曲全部を暗譜で弾けたという事でよしとしておこう…。

この曲を練習し始めてから、2年半。何回も撃沈しながらも、とにかく頑張り続けた。だいぶ根性はついたかも(^^;)。それが一番の成果だったかもしれない。ことわざでも「千里の道も一歩から」というが、とにかくコツコツ頑張り続けることで、この曲を暗譜で人前で弾くという目標を達成することができた。
今日いただいたコメントで嬉しかったのは「この曲はただのやかましい曲だと思っていたけど、きっちり取りくんでいるのを聞いて自分も弾いてみたいと思った。」というもの。必死のパッチの中でも何かが伝えられていたのならこんな嬉しい事はない。

この曲への取り組みはちょっと部活に似ているかも⁉️f^_^;。今顧問をしている部活の生徒たちがもうすぐ引退だと寂しがっていたけど、私のこの曲への取り組みも一応これで終了。
なんか寂しいような気持ちになる。練習を続けないと劣化して弾けなくなってしまうのは分かっているので、この曲の自分でのピ-クとさようならだ。それは、ちょっと、いえかなり寂しいけど仕方がない。
一つの山越えをしたかのような気持ちだなぁ。小学校の卒業式で「一つのこと」という素敵な曲を大昔に歌ったけど、その歌が頭に響いている。「今終える一つのこと、今超える一つの山〜〜」

さあ、また新しい曲を頑張って練習しよう。
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
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友人の発表会で演奏

リストソナタの第3部を友人の教室の発表会で弾かせていただいた。ピアノはスタインウェイ。すごく良い音で、ピカピカ感の溢れるピアノだった。(*^▽^*)
実は前夜に料理している時に右の人さし指と中指を火傷し、その後しばらく痛くてたまらず、どうなる事かと心配した。リハでは明るいライトが暖かく、熱があたるとまた痛みがぶり返すのでは?と案じたが、冷房がよくきいて涼しかったおかげか本番ではまったく気にならなかった。それは良かったのだけど、自分の演奏は残念ながらもうひとつ…。(。-_-。) まあ、痛みなしで弾けただけでも感謝しよう…。

友人の生徒さんたちはみんなのびのび弾いていて、ピアノのレッスンに通うのが楽しみという雰囲気であふれていた。先生の人柄ってやはり大事なんだなあとつくづく思う。ピアノ教室の発表会の運営って本当に大変だ。友人に対する尊敬の気持ちをすごく感じた。他にこの日は、懐かしいお友達や新しい方と知り合うこともできてすごく楽しい有意義な一日だった。(*^▽^*)
普段のしんどい仕事もこういう楽しみで報われるのは本当に嬉しい事だ😊😊。
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待ち時間での修復

先日、リストソナタのアンダンテ.ソステヌ-トの部分を人前で弾く機会があった。
暗譜はきっちりできているはずだったのに、しばらく人前で弾いてなかったらやはり劣化していて、変化の多い左手の和音がリハの時わからなくなった。「これは危ない、本番は譜面持って行くべきか?」と悩んだが、待ち時間に譜面見て頭の中でピアノ弾いて練習してみた。すると
だいぶ感覚を思い出すことができた。
本番では、なんとか無事弾くことができてホッとした。(^^;)
そうそう、複雑な所は弾けるように腕の使い方とか、手の持って行き方を工夫してたんだよね。でも弾いてないとそれって忘れてしまうのだ(泣)。
そしてこの日発見したのは本番で家でしている布引ならぬ布弾き練習の事を思い出したら、不思議な事にめちゃくちゃ落ち着けた。(布弾き練習については、また後日に)
本番って非日常的な事だがそこに自分の日常を少し持ち込めたら落ち着けるのかな?と思った。(^o^)

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