日々好日

さて今日のニュースは

ダボス会議

2009-02-01 11:18:56 | Weblog
日本で危機的立場に追いやられて居る麻生政権のイメージを払拭するためなのか、
麻生首相は急遽スイスに飛びダボス会議に出席しました。
ダボス会議は初めスイスの大學教授が、スイスのリゾート地ダボスに欧州の経営者を集めてグローバルな企業経営について議論した事から始まりました。
経済のグローバル化が進むにつれ世界の政治経済の指導者が集まり世界の政治経済の方向付け等を討議する様な大事な会議となりました。
会議開催にあたり、前年の世界経済や国際社会情勢の議題のテーマーやリスクに ついて年次報告書が発表されます。
そのテーマーや報告内容別に200を超える分科会が議案毎討議されます。
今回は居心地が悪いと思ったのか、英国等の銀行関係者や金融業界、からの参加者が無く、それに米国のオバマ新政権からも主要なポストの参加も見られず少し淋しい会議となった様です。
それでも世界中から2000人もの指導者が参集して熱烈な討議が為されて居ますさっそくパレスチナのガザの問題で、イスラム側とイスラエル首相の物凄い対決が
あり喧嘩別れになったとか言うニュースが流されて来ました。
我が国の麻生首相はダボス会議の特別セッションで各国に内需拡大を呼びかけて、世界第2位の日本経済が活力を取り戻す事が日本の責務で、日本経済が世界経済
をリードして行くのだと強い決意を表明しました。
また金融危機の措置について。世界経済の体質や体力強化について。地球温暖化
防止について、この三点についての処方箋を提示しました。
またアジア区域内へ170億ドル(1兆5000億円)規模のODA供与を表明しました。
アジアへのODA援助は従来60億ドル程度であったが今回は3倍近い大盤振る舞いです。
これだけの金があれば困っている福祉や派遣労働者に回してくれたらなーと誰しも
思う事です。
しかしこれも世界的援助のためやむを得ない事なのでしょうか?
処で近頃気になるニュースが流れて居ます。
米国で自動車製造には自国の鉄板を使用する様に法の改正に動いていると言う。
保護貿易をモットーにする米国民主党の事、予てから懸念されて居た事が現実のものになりかねない状態です。
オバマ大統領がいくら頑張っても、党議には敵わない恐れがあります。
これがあらゆる産業に拡大する恐れもあり得る事です。
この様な事が、広がらない様に今回のダボス会議で、世界をリードするオピニオンリーダー達が申し合わせて欲しいものです。