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オバマ米大統領施政演説

2009-02-26 09:20:15 | Weblog
オバマ米大統領は上下両院合同会議で今年1年の政権運営の方向性を示す施政方針
演説を行いました。
お役人が書き上げた原稿を読み上げるだけの何処ぞの國の首相の施政方針演説とは違い、巨額な数字や法律を並べ立てるお堅いお話は一切無く、家のソファーに座り困って居る友人を元気づける感覚で話し掛けたと言う。
人気ばかり先行し、兎角景気回復の先行きが見えず、せっかちな国民からは不満の
声すら上がりかねない情況になって居る現時点では、兎に角話しかけて、理解を
得る事に務めて居る様です。
50分間の演説の大半は米国再生への経済策重点に、今米国は困難な状態に有るが
国民は是を乗り越えるだけの素質を持って居ると信じるから皆で立ち向かって
行こうと呼びかけています。
イラクでの無駄な軍事支出を止める等歳出の削減を約束した。
外交面ではテロとの闘いはアフガンと位置ずけ、米国本土攻撃の拠点には絶対
しないと約束しました。
しかし、収入以上のクレジット利用等で過度の消費に馴れた米国国民に今更倹約
清貧を強いるのは無理な話の様に思えます。
米国はサブプライムローンの様な金融投資でバブル状態で繁栄したが、金融市場はやがてはじけてしまい、今日の金融危機を誘発しました。
これが型を変え再生された時、景気回復と言うのだったら、何か無意味の様な気がしてなりません。
一部富裕層が繁栄する事が景気回復であるならば、堪ったものではない。
オバマ政権に求められるのは、真の国民の安定した生活の確保だと思います。
これは何も米国に限った事でなく、全世界で共通する事ではないでしょうか?