日々好日

さて今日のニュースは

町村派閥会長復帰?

2009-02-06 16:11:35 | Weblog
町村前官房長官は、岸鳩山の流れをくむ町村派の会長に再び復帰が決まった。
何でもないそこいらの単なる派閥内の出来事の様に見えますが、実は政界に大きな時限爆弾を持ち込んだ事になりそうです。
町村派は、かって小泉、安倍、福田と続けざまに総理を選出してきた自民党最大の派閥です。
森会長が名誉会長に収まり後継を町村氏に渡したが、町村氏が福田内閣の官房長官
就任後町村、中川元幹事長、谷川両院議員総会長の三人指導体制に移行し実質的に
中川元幹事長が実権を握った。
また中川元幹事長は小泉改革の後継者と見られ、上げ潮派の旗手で、小泉改革に異を唱える麻生さんとは対立関係にあった。
それが消費税問題で爆発、あわや造反、分派を招きかねない状態になった。
丁度その時公務員改革で異を唱える渡辺元行革相が定額給付金に反対し造反、離脱事件が起きました。
危機感を持った森名誉会長が動き今回の町村氏派閥会長復帰となったものです。
これはまた中川元幹事長の降格を意味し、名目上は代表世話人に止まっているが
森名誉会長との仲は険悪で何時分派してもおかしくない状態という。
森名誉会長は責任をとって派閥を退会するとまで言っているが、町村氏等は慰留に
務めて居ると言う。
中川元幹事長は、今の処この降格人事に対し沈黙を守っているが、新たな時限爆弾を抱え込んだ事になりそうです。
これはただ町村派の派閥内の内紛に止まらず、政界再編の引き金になりかねない
大きな問題に発展しかねない事です。
衆院総選挙はいずれ有ります。又その前に二次補正予算関連法案の衆院再議決が
間近に迫り3分の2賛成が必要となります。
衆院の3分の2以上は321名となります。現与党は公明党を含め327名です。
7名の造反者で内閣はひっくり返ります。
これは以前の事です、今はもっと厳しくなっているのではないかと思われます。

郵政民営化見直し?

2009-02-06 09:32:14 | Weblog
麻生首相は、衆院予算委員会で郵政民営化の見直しに関し4分社化された経営形態
を見直す必要があるのではとの認識を示しました。
又民営化当時、郵政民営化は賛成でなかったが、小泉内閣の総務相であったので
最終的に賛成したと明言した。
これは、小泉内閣の構造改革を根本から否定するもので、特記すべき事である。
今だから云える事だが、小泉首相の郵政民営化に対するなみなみならぬ執念みたいなこだわり。
裏で米国関係者の突き上げ、郵政民営化を食い物にして甘い汁を吸おうと群がる 
一部経済界の大物が噂に上がりました。
また国営の貯金や保険事業は民間業者に取っては目の上コブで何かにつけ廃止を
政府に働きかけて居ました。
小泉内閣はこれを上手く利用して、郵政民営化が構造改革達成のとっかかりだと 断言して、
民意を問い見事に成功。次々と構造改革を行い規制緩和を断行したのは周知の事です。
あの当時日本経済は、バブル後の不良債権問題で、思い切った改革無くしては、 
生きる道が無かった事も事実です。
今になって、郵政民営化のどさくさにまぎれ、簡保の宿を二束三文でたたき売り
巨額の富を手にした輩が居た事が判明してきました。
噂もまんざら嘘ではなかったのだなと思われるフシが伺えます。
郵政民営化でさて国民は果たして得をしたのだろうか?
今までブキッチオずらの郵政職員がニコニコ顔に変貌しサービスの良い事・・・
今まで国営で安心だったが、民間企業となり何時ダメになるか判らない不安が増えた事。
郵便局がなんだか4つに分割され我々国民には理解出来なくなった事・・・
それよりも配達等が変わり先行きが不安な事。すでに過疎地帯では今まで通りの
サービスが受けられなくなり困ったお年寄りも出てきたと言う噂があります。
麻生首相が言われる様に四つに分割して本当に効率が良いのか見直して欲しい。
毛利家の3本の矢の喩えもあります。要は国民に本当に役に立つかが優先される 
べきではないでしょうか?
経済活動の中ではフエアな競争が理想である。一部業界の思惑で政府がそれに
荷担する事は厳に慎んで頂きたい。