3月期決算を間近に控え各企業は対応に追われて居る様です。
株価はこの所やや円安傾向で7000円~8000円台で上下して居る様です。
経済界希望の円価格、100円台には及ばないまでも、92円台まで値下がりして居ます。
財務省は昨年12月の経常黒字は前年比で92・1%と言う記録的減少だったと 発表しました。
額で1兆4638億円と昨年8月から連続で1兆円を超す減少が続いて居ます。
また12月の貿易収支もサービス収支も共に赤字で所得収支も黒字幅は大幅減少
だった。
先に発表されたトヨタの3月連結決算は1500億円の赤字。ソニーが2600億
円赤字と言う話が出ている昨今無理からぬことです。
自動車や家電製品は米国のみか欧州でもパッタリで、肝心の内需も雇用不安定では
望みが少ないのではないでしょうか。
日本の預金総額は800兆とも1000兆とも言われ米国の全銀行の預金額に匹敵
すると言われて居ます。
またタンス預金と言われる金額は30兆円にも及ぶと噂されています。
経済危機で企業の設備投資が望めない昨今、このタンス預金が世に出てきて金回りを良くしてくれたら、日本経済も大分活気が戻るだろうが、それはムリな話の様
です。
企業も何とかこの決算期を乗り切ろうと奇策を弄したり、準備金を切り崩して
赤字決算を避けようとして居る様です。
三菱UFJファイナルエッシェンシャルグループは資産簿価決定基準年月を前年に
遡り変更し、何とか資産を増やし、業績予想を損失750億円に押さえ込もうと しています。
また生命保険会社も先に大和保険会社が破綻して、生命保険契約者保護機構から 300億円支援を受けると言う事態になっています。
第一生命も明治安田生命、住友生命保険会社等は保険支払いのための準備金
数千億円を取り崩し赤字決算を避ける事になった様です。
ますます経済状況が厳しくなって、各企業は生き残り策を模索して居る。