日々好日

さて今日のニュースは

大阪府赤字脱却?

2009-02-10 11:24:23 | Weblog
10年連続で赤字予算を組んできた大阪府の一般会計当初予算案が2009年に
黒字に転じる見通しになったと言う。
景気後退で税収減で450億円の歳入不足が懸念されて居ましたが橋下府知事の
財政再建で年度末には数百億円の余剰金が見込まれると言う。
やれば出来るのですね。しかし是には血の滲む様な知事の采配もさるものながら、
職員給与を都道府県最低水準まで切り下げ。私学助成や市町村補助金の削減。
減債基金の繰り入れも中止した府民の努力が酬われ1100億円の収支改善が出来たと言えます。
大阪府は職員が優遇され給与が高いと言われそれを是正するのは並み大抵ではなかっただろう。
職員組合と、あるいは私学関係者とまた各市長村首長との血みどろの
戦いは日夜テレビで放送され、涙顔で訴える橋下府知事の姿には全国の同情が集まりました。
しかし今回はやっと減債基金から組み入れが無く一般会計当初予算が組める見込み
になったと言う事で何も借金が減った事では無い。
この減債基金は地方債を発行する際一部を償還利払いのため積み立てて居る金で
是を今まで一般会計に一時寸借して赤字補填して居たものです。
大阪府の地方債の残額は、交付金で措置される臨時財政対策債を含めて地方債残額は5兆4000億円余りです。
そして大阪の借金時計は確実に毎秒600円ずつ増えて居ます。
府民一人当たり61万円余りの借金を背負わされて居る事になります。
ちなみに日本国の借金時計は937兆563億円余りで毎秒30万円余りが増え 続けています。
国民一人当たりの借金は733万円と言う膨大なものです。
是を一体どうすべきか?次世代にそっくりそのまま先送りして良いのか?
しかし日本の借金は比較的に外国資金より日銀に国債等引き受けて貰って居るので
内々の金のやりとりで、外国に依存する度合いが韓国みたいに高くないのが何より幸いして居るのではないかとも思われます。
なお参考までに補足すると937兆円余りの借金は地方債を含めた日本全体の借金
と解釈して下さい。