日々好日

さて今日のニュースは

次期戦闘機FX難航、差しあたりF2追加調達か?

2010-07-19 15:32:35 | Weblog
次期主力戦闘機FX選びは目当てのF22ラプター導入が絶望視され、それに欧米の共同開発
のF35やユウローフアイターも現在退役が予定されるF4の後継機としては間に合わない
と判断し防衛庁はF2支援戦闘機を差しあたり50機追加調達する事を決定した模様です。

F2戦闘機は本来地上や海上の目標を攻撃する第4世代機の支援戦闘機で現在日本は84機
保有して居る。

退役予定の第3世代機で航空機を迎え撃つ迎撃戦闘機F4戦闘機は73機を保有しています。

現在第4世代の迎撃戦闘機F15の202機が主力です。

F2は同じ第4世代の支援戦闘機ですが、航空能力ではF15に比べて劣るとされて居ます。

しかしデーター通信システムを改良向上させる事が出来るとの事で追加調達が認められた
模様です。

戦闘機の国内生産体制を絶切らす事は出来ず、差しあたりF2のライセンス生産を継続して、
20機調達して生産ラインの確保と技術者の確保を行う事にしたらしい。

なお決定次第来年度概算要求に盛り込むとの事です。

この決定には中国の航空戦力の増強が影響し頻繁に起こる領空侵犯とスクランブル発進で、
日本の空を守るには、空白の時間を作る訳にはいかない様です。

特に中国空軍は第4世代機であるSU27やJ10等350機余りを保有し絶対優勢な制空権
を取ろうと画策して居る向きもあって油断できない状況との事です。





国家戦略室に代わる新司令塔設置か?

2010-07-19 08:19:55 | Weblog
政府は予算編成や税制抜本改革等経済・財政政策を協議する新たな組織を内閣官房に設置する
方針を発表しました。

是は期待された国家戦略局が有名無実の存在になり起動せず先日首相のシンクタンク的存在
に格下げされた事を受けた事が背景にあると思われます。

國の予算編成の流れは自民党政権時代は予算編成が本格化する夏の前にまず予算の骨太の方針
の閣議決定。7月頃各省予算概算要求の上限となるシーリングの閣議決定。それから夏に
各省庁の概算要求提出。折衝。12月概算予算案決定。予算復活要求等で次年度予算案決定
と言う流れでした。

処が昨年秋に民主党政権が交代しスケジュール的にも新しい構想の予算編成は無理な相談と
思われましたが、民主政権が約束したマニフェストを最大限に盛り込み驚異的早さで10年度
予算を作成したのは驚きでした。

しかし政権公約実現のため予算案の肥大化、財源不足等で相当批判続出したが何とか辻褄を
あわせてどうにか初めての予算編成は無事済ませました。

前回の予算編成では自民党政権時代のシーリングと言う制約を否定した関係で各省庁は
政権公約実現の為勝手な額を提示したその為一時は予算要求額が100兆円を越す程だった。

最終的には上限は92兆円と言う枠を設け予算案を抑えました。
だが政権公約の半分も盛り込めず予算案は93兆円と昨年比で5兆円ばかり膨れ上がりました。

これに懲りて民主党政権も概算要求基準シーリングを復興させる動きが見えた。

是に対し既に各省1割減とか上限額の設定等していたら重要政策が実施出来ないと反対意見
が続出して居ると言う。

自民党政権時代は基本的には大きなビジョンとなる「骨太の方針」がありました。
是は正式には「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」と言われるもので次年度の國の
予算付けの方向性を示すものです。

それに沿って各省は予算方針を決め各省の上限枠で予算概算要求をすると言うシステムです。
是の方法は良い面と悪い面があります。

族議員等が入り込み予算額をゆがめてしまう恐れがあるし、強い所に予算が集中する可能性が
あって、不公平を生む原因となってきました。

民主党政権は政治の一元化で、大臣。副大臣。政務三役が中心になって政治を回して来ましたが、
各省が政権公約実現と言う錦の御旗を掲げて、勝手に独走してしまい収拾のつかない状況と
言われて居ます。

今回新たに新設が予定される新しい司令塔は総合的経済・財政政策を協議し政治主導で方向性
を決め各省を調整する仕組みとされて居ると言う。

今民主党政権下では各省が斬新な政策を競い合うと言う良い面がある一方各省との調整が、
どうもイマイチと思える点が多々見られる傾向にある様です。

今の総理大臣はお飾り的存在だから、誰かが是を行わねばなりません。
その点では大変良い発想だと思われます。
国家戦略室が首相のシンクタンク的存在に格下げされた今となっては特にその感が強い。

このスタッフには仙谷官房長官。党政調会長で閣僚の玄葉公務員改革担当相。野田財務大臣等の
主要閣僚が加わる見通しで今月中にでも発足させる構えとの事です。