日々好日

さて今日のニュースは

幼保一体化が本当に必要か?

2011-02-01 13:41:05 | Weblog
文科省所管の幼稚園と、厚労省所管の保育園を統合し子供園にして待機児童の解消に
役立たせ様と又民主党政権が動いて居ると言う。

この幼稚園と保育園の一元化は自民党政権時代に構造改革の一環として保育園への国費
投入削減のため検討されました。

その後内閣が変わる度、話題に挙がったが、文科省と厚労省の強い抵抗で潰されて来た
経緯が有ります。

今回民主党は幼保一元化は待機児童解消の決め手と位置づけて推進して居る様だ。

そもそも設立目的が異なるこの幼稚園と保育園を統合しようと云うのは、扱うのが同じ
幼児だからと云う発想の様に思えてなりません。

國の補助金惜しさに、或いは保育園に行けない幼児救済のためと云う理由で是を統合し
新しい「子供園」を設置しようとする大人の独善に一番被害を蒙るのは幼児です。

幼稚園は簡単に言うと幼児教育を目的した学校です。
保育園は働く親のため幼児を預かる施設です。

この似て非なるものを統合しようとする処に無理が有る様に思えます。

文科省や厚労省が単なる省益のため抵抗して居るのでは無い事は明白です。

幼稚園は一定のカリキュラムによって幼児教育がなされます。
従って教育時間は4時間でお昼は各人弁当持参です。

是に対し保育園は朝7時から午後10時頃まで親の都合で幼児を預かります。
当然躾とか簡単な字や絵・工作等は指導しますが、本格的幼児教育とは異なります。
給食やおやつ、お昼寝等保育園独自のシステムがあります。

また幼稚園は短期大学卒同等の資格で得られる幼稚園教諭2種免許状が必要です。

是に対し保育園は保育士資格証明証が必要です。

幼稚園の入園年齢は3歳から5歳で、保育園で預かる年齢は0歳から就学期までの場合も
あります。

また幼稚園は保護者と幼稚園の校長の合意で入所し学費は幼稚園に払います。
保育園は自治体が保育園と保護者の中に立って幼児預かりを決定し自治体は保護者の課税
状況に応じた保育料を決定し保護者は自治体に保育料を支払います。

子供園は是を一元化しようと言うのですから大変な事です。
当然幼稚園教諭2種免許状と保育士資格証明証を保つ資格者を揃えなければなりません。

幼稚園と保育園の性格を生かし大きく二つのタイプに分けて幼児教育と保育を両立させる
のですから大変な事になります。

今一部では公認の幼保一元化された子供園が運営されて居ます。
大変難し問題を抱え試行錯誤の手探りで現在運営されて居ると言う。

大体この様な組織を無理して一元化して何のメリットがあるのでしょうか。

國の「義務ずけ」を緩和し保育園設置基準緩和に努めれば待機児童解消になる様に思えて
なりません。

ただ保育園設置基準緩和については反対意見も相当あって簡単な問題ではなさそうです。

しかし今の「幼保一元化」の「子供園」よりはベターに様に思えますが・・・





野党主導の予算審議入り

2011-02-01 09:54:08 | Weblog
与野党日程設定の合意のない儘に強引に民主党は野党4党抜きで予算案の提案説明を行った

是に反発した野党は一斉ボイコットの構えを見せたが民主党の安住国対委員長が陳謝して、
やり直し提案の「補助的説明」でどうにか予算委員会での審議入りが始まりました。

是で31日と2月1日に基本的質疑が行われる様になりました。

政府は国会でどうしても2011年度予算案と関連法案の可決が最優先事項となって居る
ので野党要求を呑み野党主導の国会運営もヤム無しと踏み切ったものと思われます。

菅首相は予算案と関連法案を1日も早く成立させ執行する事が日本経済にとって何よりの
力と強調し、早期成立の必要性を訴え野党の協力を要請しました。

日本を取り巻く状況は日々悪化しています。
先日日本政府の赤字財政に対する政策に見るべきものがないと或る米国の国債格付け会社が
1ランク下げた屈辱の評価を発表しました。

先進国で世界第2の経済大国と豪語して居た日本の現在の実態です。
が1000兆近くの莫大な債務を背負う日本が未だに崩壊しないのは世界七不思議とさえ
云われますが何れこのままでは先が知れています。

幾ら国民の貯蓄が其れを上回ってい居て、債務の95%を国民が負担して居るからと云う
理由は通らなくなる事は明白です。

一番手取り早い解決法は緊縮財政です。
見栄を捨て恥を捨て徹底的にケチに徹し膨れあがった財政を思い切って収縮させる事。
しかし其れは不可能な状況です。

二番目に取る方法は収入を上げる事です。
消費税増税し間接税への重点移行。
日本経済を活発化しグローバル化に努める事。
是も現状では全く不可能です。
肝心の消費税問題やTPP問題でさえ、もたもたして居る状況では夢のまた夢にしか
過ぎない。

現在日本政府はこの二つの方策に全く反対の方策をとって居る様にしか思えません。

未だに世界に向かっても国民に対しても見栄と打算のため大振る舞いを繰り返して居ます。
その支払いに対する報酬は少なく全くムダガネのバラマキです。

後進国と言われる國に恵む金は、感謝されず当然の事とされむしろ「貢ぎさん」と軽蔑
されて居るのが現状では。

もういい加減國の見栄から卒業して良いのでは。

他国の何倍分もの国連負担金を支払わされ、冷遇される日本はミジメです。
金は出しても口を出すな。どちらか一つにして貰いたいものです。
元々敗戦国の日本ドイツの処置を決めるため設立された国際機関ですから、大きな顔を
して貰っては困ると言う大国の思惑は分からないでもないが、半世紀以上経った今なお
厳然とある事はどうかと思います。

緊縮財政から変な具合に話しはそれてしまい申し訳ないが、兎に角日本が段々影の薄い
存在になって行く事が大変口惜しいと云う事を云いたかった。

その為には2011年度予算案を早期成立させて日本経済に1日も早く活力を復活させて
欲しいものです。

以上シロウトの戯れ事とお聞き流し願いたい。