日々好日

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ずたずたになった民主党マニフェスト

2011-02-03 09:12:09 | Weblog
政権交代時に錦の御旗だった民主党マニフェストは今やアチコチから引っ張られ見る影も
無いほどずたずたになって来ました。

確かに政権交代時の民主党のマニフェストは美句辞令が並べられバラ色に輝いて居ました。

処がいざ政権の座に座り、マニフェストを実施しようとすると、財源不足と云う厚い壁が
立ちはだかりました。

其処でマニフェストの一部先延ばしや縮小・見直し等が行われ段々変質して来だした。

民主党内にはノウ天気の人がい居て未だ当初のマニフェスト即時完全実施を叫んで居ます。

脱官僚。政策一元化。国民の視点の政治。掲げたものは高邁な理想です。
それが少しずつメッキが禿げて来た事も事実です。

民主党の功績は一揺るぎもしなかった政界や官僚に大きな打撃を与えた事です。
その最たるものがマニフェストで今の処半分も守られていません。

菅首相は9月にマニフェストの見直しを約束しています。

自民党を初め野党もこのマニフエストの約束違反が手っ取り早い政権交代の手段だとばかり
国民にウソをついたと、政府与党を攻め立てて居ます。

処が国民は案外冷めた気持ちで居て民主党マニフェストには半信半疑の人が多かったのでは
無いかと思います。

兎に角長く続いた自民党政権に嫌気がさして、早急に政権交代を望んだ結果が今度の逆転劇
ではなかったのか?

その証拠に是だけ民主党に失望し内閣支持率が下がっても仲々自民党支持が延びて来ない
事からも明白です。

今この民主党マニフェストを完全実施した場合日本の財政は更に悪化し日本経済破綻を早
める事は明白です。

自民党が言い出した消費税増税問題は、当時是に強力な反対を唱えた民主党が消費税増税
で協力を呼びかけて来ました。

余りにも虫の良い考えに大変立腹して居るのが自民党です。

財政に立て直し、税収改革の必要性を一番知って居るのも自民党です。

兎に角今の民主党政権では日本が危なくなるとの危機感が強いのが自民党の考えです。

ですがこれが強い世論になっていないのも現実です。

私達はそれぞれの立場からこの民主党マニフエストに対し異なった意見を持っています。
反対の項目や賛成の項目もそれぞれ異なります。

自民党や一部マスコミが約束違反だと騒ぎ立てるのには賛成しかねる人達も居ると云う事
も現実です。

出来れば民主党政権は、マニフェストに拘りなく、もっと国民に対応出来る柔軟な政策の
実行を願いたいものです。