日々好日

さて今日のニュースは

こども手当は児童手当に戻るのか?

2011-02-25 10:15:05 | Weblog
2011年度予算に子供手当として2兆9356億円を組んで居ます。
これは3歳児未満が2万円。中学生までが1万3千円支給として計算され、不足する分を従来
の児童手当に倣い事業所と自治体が負担すると言うものでした。

ここで只でさえ財政逼迫する自治体に、子供てあての一部を負担させるとは何事ぞと自治体の
怒りを買い、来年度予算に子供手当自治体負担分計上を拒否する動きが出て実際に計上しない
自治体さえ出てきました。

自治体の言い分は、全額国費負担と言っておきながら2割近い5549億円も自治体に負担させる
とは論外だと言う主張です。

民主党の小沢氏支持派はマニフエスト即完全実行を訴えて居ます。
もしこのマニフエストの子供手当を満額2万6千円完全支給したら毎年5兆3000億円が吹っ飛び
ます。

この額はだいたい國が教育科学等に投じる年間の文教費に相当する額です。
また國の防衛費を遙かに上回る金額です。

此程の額を親たちにバラマいてどれだけの成果があるのか疑問に思えて来ます。

おまけに該当の子供を持たない家庭も扶養控除や配偶者控除もなくなり増税と言うリスクを
背負わせられての協力には不満も出てきます。

この頃やっと政府は子供手当の地方負担の見直しを示唆しました、是はあくまで手当財源構成分の
見直しで地方負担を無くすと言うものではない。

処で自民党は民主党から予算案の代案を示せと言われ、子供手当等廃止し、公共事業等に財源を回す
89兆円余りの圧縮した予算案を示しました。

自民党の狙いは民主党にプライドがあれば決して呑める物でなく、もし呑めたら政権交代したと言う
意思表示だと、ただ単に政府を揺すぶるための道具として示したとされます。

2011年度予算案は強行採決等で成立可能な法案ですが、今の状況では十中八九は予算を執行する
財源確保の関連法案特に公債発行法案成立は不可能な状況です。

これでは3月成立が条件のこども手当法案の財源確保が出来ずまた元の児童手当に逆戻りの可能性
が大と云われ出しました。

しかも前身の児童手当に逆戻りしても市区町村の支給事務の準備が間に合わず6月期支給は不可能
とされています。

この様な失態が起きれば国中が混乱に陥りパニック状態になる事は間違いない事です。

果たして子供手当はどうなるのか?

私の私見から言うとまず子供手当はバラマキで親の勝手でパチンコ代やお化粧代に化けないと言う
保証の無い無駄な金と思えてなりません。

第2に外国に子供を残して出稼ぎに来て居る外国人の親にまで何で日本人が金を出さねばならない
のか全く不思議でならない。

該当の児童が居れば金に困らない富裕層にまで、何で毎日の生活に悲鳴を上げている庶民が金を
貢がねばならのか?

全く不条理だらけの子供手当です。

本当に必要とする家庭もある事は認めますが、どうにかならないのかと言うのが本音です。

PS

子供手当に関連して民主党1年生議員で構成する「北辰会」の面々が枝野官房長官に、菅首相の
かっての発言に噛みついたとニュースが流されて居ます。

それは菅首相が、小沢代表当時2011年マニフエストで「子供てあて2万6000円満額支給と
の発言にビックリした」とコメントした事に対する抗議との事です。

国の財政に疎い国会議員1年生の事その純粋さは認めますが、少し國の財政に詳しい人なら誰だって
驚くのが当たり前です。

ハッキリ言って国防費を上回る子供てあてに何の意味があるのか?
すこし勉強し直してから議員になって貰いたいものですね。