日々好日

さて今日のニュースは

どうする民主党政権衆院再議決対策

2011-02-09 11:00:30 | Weblog
国会予算審議は、是まで政権公約すら口にした事のなかった様な自民党が、民主党に
政権公約違反だと迫り早く解散・総選挙を攻め立てて居ます。

自民党・公明党は予算審議なんかそっちのけで、対決姿勢で攻撃して居る様に思えて
なりません。
(これは個人的見解ですので、色々異議は多いと思いますが・・・)

このままでも衆院では多数決で2011年度予算案は可決され最終的に成立するでしょう。

問題は予算案関連法案です。

いよいよ提出の目途が立たないまま予算関連法案提出期限が迫って来ました。

民主党政権は何とか衆院再可決で公明党の力を借りたいばかりに公明党の申し出を全面的
受け入れて修正する用意があるとまで伝えたが、公明党の党内事情もあって是を拒否して
自民党と共に解散総選挙に持ち込む作戦に変えました。

参院否決後予算関連法案は衆院の3分の2以上の賛成がないと再可決は出来ません。

そこで菅首相はかって連立を組んだ社民党に儚い望みを抱き擦り寄り作戦に出ました。

民主党政権は社民党が連立解消後冷たく対応したため、社民党はあからさまに対決姿勢を
露わにして来て居ます。

元々考え方主張も異なる両党が連立を組む事自体がオカシイ事ではあります。
それが政治の倫理と云う言葉で烏合の合体となったが忽ち破綻と云うのが是までの経緯
です。

当然今の処社民党はすげない返事をしています。

それでも菅首相は擦り寄り作戦を止めようとしない様です。

またまた過去に学習する事も無く同じ過ちを繰り返す積もりでしょうか?

どうせやるなら堂々と再可決に賭け敗れれば解散か総辞職の気概を持って欲しい。

自公民政権時代再来を待って居る国民ばかりではないと信じて賭けてみたらどうか?

当然そうなれば予算の執行は出来ず國の経済は滅茶苦茶です。

それは政治家全部に責任を取って貰わねばなりません。

其処までやる勇気がある政治家が現在何人居るか?

乱暴な言い方ですが現実の問題として今から起こりうる事でもあります。

久々の国際収支経常黒字出る

2011-02-09 10:01:38 | Weblog
財務省は2010年国際収支で前年比で28・5%増しの17兆801億円の経常黒字
が出た事を発表しました。

全く久し振りの朗報です。

かっては日本経済が華々しい時は日本の一人勝ちで相当外国から嫉まれた時もありました。
それがバブル崩壊。リーマンショック等で今は見る影もありません。

しかし少しだけでも灯りが見えだして来た昨今に今回の知らせは力強い事と云わねばなり
ません。

ただ財務省は輸出入とも、まだリーマンショク以前の水準に戻って居ないと慎重な評価を
下して居ます。

そもそも国際収支とは、輸出入の差額を表す「貿易収支」。
輸送旅行金融情報特許使用料等「サービス収支」。
出稼ぎ報酬や海外投資収益の「所得収支」。
政府海外無償援助や国際機関への拠出金。出稼ぎ人が母国への送金。日本留学生への仕送り
等の総計の「経常移転収支」

この4項目に分けて計上されますが今回はそのトータルで経常黒字が出たと云う事です。

その主な原因は、貿易収支が輸出好調で前年の2倍7兆9960億円の黒字が出た事です。

輸出は主力の自動車。鋼鉄が好調だった事。中国アジア向けに伸びた事。
等で、前年比25・7%増しの63兆9203億円となりました。

しかし輸入も前年比で19・4%増しの55兆9234億円でした。

国際収支項目のうち「サービス収支」については1兆4768億円の赤字になりました。
内容的には日本企業が海外子会社から受け取る特許使用料や中国からの観光客増加で
収益増とはなったがトータルでは赤字となった様です。


同時に発表された昨年12月の経常収支の黒字は、前年同月比で30・5%増しでした。
額で1兆953億円と拡大しました。

貿易収支黒字が同じく23・2%増しで7688億円となった。
所得収支の黒字も同じく21・6%増しで5817億円だったと発表が有りました。

全てに自信喪失が見られる日本経済にとっては力強い事と喜ぶべき事です。