日々好日

さて今日のニュースは

政権交代を迫る民主党議員

2011-02-21 21:40:17 | Weblog
今日の国会審議で、是が政権担当している民主党の議員かと疑う様な激しい口調で
菅総理を非難し攻め立てて居ました。

野党の自民党さえ敵わないような激しい非難が意外でした。

もう完全に民主党は崩壊し完全に一部は野党化して居る様です。

是では2011年度予算案の衆院可決さえ覚束なくなって来た様な感じです。

連立を組んで居る国民新党も何だか雲行きがオカシクなって来たし、郵政関連法案
が成立しない場合は倒閣に走ると脅しを掛けて居ると言う。

是に対し脳天気な人が一人菅首相の様です。
あくまでこの窮地を切り抜けて国民のためご奉仕出来ると力説しています。
また選ばれたのだから、せねばならぬと宿命観に燃えていらっしやいます。

党内からは予算関連法案可決のためには野党の要望を全て受け入れる、場合に依っては
菅首相の首をすげ替えてても良いと野党に打診したとか、しないとか、疑心暗鬼の噂が
飛びかって居ます。

ついに、予算案の執行が出来ず國の経済が麻痺する事を恐れた経済界の大物が動き出した。
強固に反対をして居る谷垣自民党総裁に予算関連法案可決に協力を呼びかけた。

見放されて野党にさせられた自民党に経済界から今頃頭を下げられても頭をタテにふる訳が
ありません。

にべもない拒否であくまで民主党打倒が先決でそのため國の予算も泣いて貰うとの回答です。

これで米国の二の舞は確実になった感じがします。

赤字国債発行等の法案が執行されず予算の手当が出来ず、公務員給与の凍結あらゆる4月
からの政策は打ち切られ日本経済は大混乱になる可能性が出てきました。

ただ古狸の国会議員の先生達ですからその様な事はなさらないと思いますが、もしその様な
事態になったら、今の国会議員全員に責任をとって辞めて貰いましょう。

なんて、言いたくなる様な今の日本の国会は情けない状態になって居る様ですね。

二元代表制を問う阿久根市議会リコール

2011-02-21 10:04:48 | Weblog
今自治体で首長と議会の対立で二元代表制が大きく問われて居ます。

その最たるものが、九州阿久根市長と市議会の問題であり名古屋市長と名古屋市議会の問題と
言われて居ます。

阿久根新市長は出直し選挙で元市長を極小の差で破り当選し一応決着は付いたかに見えました。

是に対し名古屋市は辞任し市民に信を問う方法をとり、絶対多数で現職が当選し後は市議会を
市民がどう判断するかにかかりました。

処が阿久根市の場合、前市長支持派が出した阿久根市議会リコールが成立して今回4月に出直し
選挙が行われる事になりました。

市議会リコールの住民投票は賛成7,321票。反対5,914票と言う大変微妙な結果に
なった様です。

前市長が先決処分した議員報酬日当制を、新市長が議員報酬月額制に戻した事に対し、前市長派は
議会と馴れ合い。改革の後退を住民に訴え、是が住民に支持されこの結果になったのではないか?

この阿久根市は是まで住民投票が何度か行われその都度リコール成立と言う非常に住民パワー
が強い地域です。

今まで独裁的首長の言うが儘の市議会とか、市議会の言うが儘に政策が執行出来ない首長。

是が二元代表制の良い点でもあり、また大きな弱点でもあります。

大阪知事も同じ様な悩みがあって、思い切って改革を断行したいが強固に反対する議会側。
議会側には首長の独裁は許せないと言う言い分があります。

職員の給与カット。不要不急の設備思い切って切り捨てる。議員報酬引き下げ等々住民にとっては
大変良い事ばかりのようですが、是が案外そうとばかり言えない処に悩みが出てきます。

府政にしろ市制にしろ経費削減ばかりでは回らない点もあります。

如何に有効に運営するか、首長と議会の綱引きは当然でそれが二元代表制のメリットの筈です。

其れが残念ながら権力闘争になってしまって居ます。

結局被害者は住民だと言うバターンは何時でも、何処ででも変わらない様です。

是に対し政府は今国会へ地方自治法改正案提出の考えを示して居ます。

それに依ると首長が議会に再議する際過半数で良い様に緩和し、再議対象も拡大する。
首長の先決処分の行使を制約する。
議会議長にも議会招集権を与え、定例会や臨時会以外に通年制を条例で選択出来る様にする。
住民投票の限定制度化。
リコール制署名数の要件緩和。リコール請求対象に地方税も加える事。
國の是正要求に応じない自治体は國が訴訟出来る様にするシステム導入する等々です。

二元代表制の見直しとしては充分とは言い難いがまあまあのものではないでしょうか。

これで首長と議会の対立による住民の被害がなくなれば幸いな事だと思います。