日々好日

さて今日のニュースは

広がる民主化要求の嵐

2011-02-22 10:14:46 | Weblog
チュニジァで圧制に苦しむ市民の焼身自殺がきっかけで起きた民主化運動は「ジャスミン革命」と
呼ばれ、アラブ諸国に燃え広がりました。

まず40年間も独裁政治をしたエジプトムバラク政権を倒し現在バーレン。リビア。サウジアラビア
イランと飛び火し多数の死者を出し今や手の施しよううもない程に燃え広がって居ます。

特に長年独裁を布いたリビアのカダフィン政権に対しては民衆の怒りが爆発し相当の死者を出して
居る模様ですが両派とも犠牲が出ても最後まで戦い抜くと強い姿勢です。
やがて内戦となる恐れもあると言う。

このアラブのイスラム教国の特長は長年の独裁に堪えて来た民衆の爆発と言う点があります。
また言論統制とか集会すら禁じた國が多かったが今回は。Face BookやTwitterと言う最新式の
ITのネット利用し民衆の蜂起を促しこの様な大爆発になったと言う。

焼身自殺する様子を動画でYou Tubeに流したのがきっかけで始まったチュニジアのデモ
はネットを通じ忽ち膨れあがりとうとう政権を倒す事となった。

これがエジプトに引火しムバラク政権を崩壊に導きました。

現在のバーレンやリビヤの民主化運動は変わらず全く同じパターンと言われて居ます。

処がこれが思わぬ所に引火して大きな騒ぎにありそうです。

其れは人権問題や富の不均衡問題や民族問題等を抱え、今や世界大国になった中国に引火しそう
になって居る事です。

早速中国のネットで反独裁集会の呼びかけが始まりました。
是を警戒し中国政府は厳重な報道規制を行いネット記載は即削除。学生や大学教授等の外出禁止令
を出し厳重警戒態勢に入ったとの事です。

それでも北京。天津。四川省成都。広東省広州。西安等13都市で蜂起を促すネット記載があって
それに応じた若者が相当数拘束されたとのニュースが流れて居ます。

今の処中国政府の厳しい締め付けで大きな騒ぎは回避されて居る模様ですが、是が何時大きな騒ぎに
なるか判りません。

恐らく中国政府は常套手段として民衆の関心を逸らす作戦が考えられます。

其処で筆頭に挙がるのが日本を生け贄にする事が考えられます。

多寡が対岸の火事と楽観する事のない様日本は付け入るすきを与えてはならないと思います。
今後中国は、上手く付き合って行かねばならぬ国の一つです。

お互いに気まずくなることはお互いにとって望ましい事ではありません。

と言って中国の横暴は決して見逃してはならない。

今後中国は色々挑発して来る事と思いますが、百年先を見据えた対応を取りたいものです。