消費税増税の第1波がいよいよ4月まで後2ケ月足らずのなりました。
今回政府は食料品等対象外とする事を先送りしてまずは低所得者向け救済を優先
と云う事になりそうですね。
低所得者への現金給付等一時的バラマキ政策で誤魔化す一方、消費税増税による
景気の中折れを理由に企業への優遇措置の連発・公共事業を含めた大型財政投入。
此では折角消費税増税で増えた税収の殆どはなくなり何のための増税かと疑いたく
なってきます。
安倍首相は近く消費税増税の第2波、仕上げの消費税10%実施を予定通り来年10月
行うか決断すると云う。
恐らく今回の増税で相当の影響が出ない限り実行の決断を下すものと思われますね。
しかし今回の3%増税で如何程の影響が出るのか遣って見なければ判りません。
ヒョットすると想定外の事が起きる可能性も指摘されますね。
処で消費税増税対策で業界も庶民も備えに怠りはない様だ。
今回消費税込みから税抜き表示が可能となり価格表示変更を一部スーパーは既に
前倒しで初めているらしい。
これは商品本体と消費税負担分を明確に区別して顧客に示すのが目的となって
居るがどうも其処の処が今までとどう違うのか判りずらい。
何か表示変更と同時に価格の引き上げが当然起こりそうで、消費者に取っては
二重の打撃を喰らうと云う感じが強い。
この税抜き表示は昨年の消費税転嫁法で時限措置で認められたものです。
庶民も金に余裕のある方は増税前にかけ込み購買に余念が無いようです。
お陰で金に余裕のない人は指を咥えて口惜しがるより手が残されて居ませんね。
各込み需要でホクホク顔のメーカーは消費者の買いだめによる品不足解消と云う
名目で増産に次ぐ増産で業績アップで云う事無しです。
この駆け込み需要は景気回復基調と云う事で約3兆円に膨らみそうとソロバンを
弾いているらしい。
今回の駆け込み需要は個人消費が2兆円。住宅投資が1兆円と見て居るらしい。
駆け込み需要に対処しスーパーやデパートは売り場を増やし商戦が忙しくなって
来ているらしい。
お客も保存がき効く日用品やお酒等のまとめ買いが増えて来たとか。
金に余裕の有る方にとっては関心事ですが、金に余裕のない「こちとら」にとっては
残念ながら無縁の世界ですね。