日々好日

さて今日のニュースは

ダボス会議での衝撃的安倍首相発言

2014-02-17 10:21:33 | Weblog

先月末にスイスで開催された経済フォーラム年次総会所謂「ダボス会議」に我が國
の安倍首相が出席し記者会見や基調講演での発言が大変注目を浴びたらしい。

安倍発言で一番衝撃を与えた事は、記者会見の席上で尖閣諸島で中国と武力衝突
が有るや否やの問に対して、安倍首相は、第一次大戦開戦直前の英独関係に良く
似た状況だと答えた事です。

この発言が一人歩きして、様々な憶測を呼んで居るとも云われ、大変衝撃的発言と
受け止められて居るらしい。

云った本人は、中国とは深い関係にあるので今後お互いに理解し合う様努力する
事が肝要として居ますが、時期が時期だけに意味深長な発言と取られて居る様だ。

注目したいのは「新しい日本が打ち出す新しいビジョン」と云う基調講演で、医療
貿易・年金投資・税制・女性の労働参加・移民等実に多項目の講演内容です。

この講演では財政再建に強い意欲を示し、経済成長と構造改革を推進して、税収
を増やし財政再建する事を強調したとか。

春には給与アップが予測されるが此を大企業から中小企業にまで徹底させ、景気
回復感を大都会から地方に波及させて経済の好循環をめざす。

そのため自らが「ドリルの刃」になって既得権益の堅い岩盤を破壊して、日本経済の
成長を阻む障害も破壊して見せると大見栄を切りました。

3月には大胆な規制緩和を行う「国家戦略特区」を全国に3~5箇所設置する。
6月には強力な新成長戦略を断行する。
斬新なアイディアと既成概念をに捕らわれない規制改革を断行する。

大変勇ましい講演だったらしい。

特に電力完全自由化断行・1兆2000億ドルと云う巨額な公的年金基金の資産運用
についての改革等の見直しを示唆したとか。

又女性の労働力と言う資源を最も活用して居ない日本。
企業・公的機関等でトップを占める女性の割合を30%以上に高め日本を女性の
輝く國にしたいと明言したとの事。

安倍首相が、世界を相手に明言した事ですから是非約束は守って欲しいですね。


軽んじられる裁判員裁判の量刑に犯罪被害者の會が異議

2014-02-17 06:50:17 | Weblog

裁判員裁判は市民の常識を反映させプロの裁判官が陥りがちなゆがみを是正する
狙いで5年前から施行されて来ました。

シロウトに死刑宣告は大変な負担になりながらも、今まで被害者の代弁者として役目
を果たして来た感があります。

裁判所側も一審の裁判員裁判を尊重すると言う事で巧く行って居るかに見えましたが
この処裁判所側は過去の判例に照らし合わせて特に死刑には過去の判断を尊重する
様に通達が出された模様で、二審の高裁で相次いで死刑が無期懲役に減刑になった。

裁判員裁判でその極悪非道な犯罪に対し死刑を判決したが、二審の高裁では被害者
が一人の強盗殺人の場合計画が有る場合か、仮保釈中に犯罪で無い限り死刑にされ
てないと云う判例から無期懲役に減刑された事例が東京高裁の二つの強盗殺人事件
判決で起きた。

此はどうも最高裁司法研修所の研究報告が関係して居る模様。
その研究報告には一般事件には裁判員裁判の量刑を認めるが、死刑には過去の判断
を尊重する様に求めてあるらしい。

では裁判員裁判は何だったのかと云う疑念が起きる。

一般裁判は裁判員裁判の判断を容認するが、死刑に対しては飽くまで過去の判断に
よるものとすると云う事らしい。
こう云う判例優先なら、何もシロウトが悩み悩んだ末に出した死刑判決も何にもならない
なら意味ないではと当然なってきます。

其処で全国犯罪被害者の會「あすの会」が裁判員裁判の下した量刑を尊重する様に
裁判所に求めました。

今世界の流れは死刑廃止に向かい先進国と言われる中では日本がダントツ死刑執行
を行う國として様々な非難が集中して来て居ます。

と同時に凶悪犯罪が多発し犠牲になった犯罪被害者家族の無念さは極刑を望む声も
高まってきて居ます。

人を殺して居て無期になりやがて模範囚として出所して世に出て犯罪を繰り返すと云う
ケースは良くある事です。

矢張り生きるルールはシッカリ守って貰わねばなりません。

そう言った意味では死刑も必要悪と思われてなりません。

一人殺せば無期、二人以上殺せば死刑と云う論理は国民には通用しないのでは・・・

因みに私はこの裁判員裁判設置には当初から反対の立場で裁判等人の命に関わる
事は専門の人が行うべきで、国民が此にタッチするのには疑問を持って居ました。

今回の様に二審で方針が決まって居るならわざわざ国民が時間を潰して悩む意義が
無いように思われてならぬ。

もともと一般裁判と死刑判決に分けて考える事がどうもオカシイ気がします。