先月末にスイスで開催された経済フォーラム年次総会所謂「ダボス会議」に我が國
の安倍首相が出席し記者会見や基調講演での発言が大変注目を浴びたらしい。
安倍発言で一番衝撃を与えた事は、記者会見の席上で尖閣諸島で中国と武力衝突
が有るや否やの問に対して、安倍首相は、第一次大戦開戦直前の英独関係に良く
似た状況だと答えた事です。
この発言が一人歩きして、様々な憶測を呼んで居るとも云われ、大変衝撃的発言と
受け止められて居るらしい。
云った本人は、中国とは深い関係にあるので今後お互いに理解し合う様努力する
事が肝要として居ますが、時期が時期だけに意味深長な発言と取られて居る様だ。
注目したいのは「新しい日本が打ち出す新しいビジョン」と云う基調講演で、医療
貿易・年金投資・税制・女性の労働参加・移民等実に多項目の講演内容です。
この講演では財政再建に強い意欲を示し、経済成長と構造改革を推進して、税収
を増やし財政再建する事を強調したとか。
春には給与アップが予測されるが此を大企業から中小企業にまで徹底させ、景気
回復感を大都会から地方に波及させて経済の好循環をめざす。
そのため自らが「ドリルの刃」になって既得権益の堅い岩盤を破壊して、日本経済の
成長を阻む障害も破壊して見せると大見栄を切りました。
3月には大胆な規制緩和を行う「国家戦略特区」を全国に3~5箇所設置する。
6月には強力な新成長戦略を断行する。
斬新なアイディアと既成概念をに捕らわれない規制改革を断行する。
大変勇ましい講演だったらしい。
特に電力完全自由化断行・1兆2000億ドルと云う巨額な公的年金基金の資産運用
についての改革等の見直しを示唆したとか。
又女性の労働力と言う資源を最も活用して居ない日本。
企業・公的機関等でトップを占める女性の割合を30%以上に高め日本を女性の
輝く國にしたいと明言したとの事。
安倍首相が、世界を相手に明言した事ですから是非約束は守って欲しいですね。