国内外から日本政府機関・大学・企業等に向けられたサイバー攻撃は昨年1年間に
少なくとも128億件を超えて居ると云う事が独立行政法人情報通信研究機構の解析
で判明したとか。
此のサイバー攻撃はネットを通じ政府機関や軍事関連施設・民間企業のコンピューター
システムに不正侵入し、機能障害・データー改ざん・破壊・情報漏洩をひきおこす悪質な
攻撃です。
いわば個人のコンピュータに侵入し、IDやパスワードを盗むより、高度の技術を持って
ある時は国家が関わって行われる大規模なもので、この意味ではIT戦争とも云われて
います。
日本も格好のターゲットとなって居る様ですね。
日本の中央官庁にも及び、中国は勿論米国・新興国や欧米諸国からもサイバー攻撃は
増える傾向にあるとか。
このサイバー攻撃は防ぎ様のない面もある。
単にハッカァーが侵入出来ないシステムを作っても短期間に大量のデーターを送りつけて
サーバーをダウンさせる「DDoS攻撃」等手を替え品を替え攻撃してきます。
その手段に一般コンピューターも知らない内に巻き込まれて居る場合もあるとか。
ネットに繋がれたコンピューターは転送手段として最適な道具となります。
此のサイバー攻撃にはハッカーの腕自慢と云う面と、悪意の情報破壊や混乱を意図した
ものが混在すると云う。
此が国家の意図となるとIT戦争の勃発ですね。
産業スパイや国家機密の不正入手・パソコンのウイルス攻撃等々色々のケースが想定
出来ますが、此の攻防戦は追い駆けっこで終わる処を知りません。
本当にいつまで続くのでしょうね。