日々好日

さて今日のニュースは

日本円安で輸出伸び悩みは何故?心配されるコントロール不能のインフレ

2014-02-10 08:53:50 | Weblog

現在アベノミクス効果で好景気到来と日本は浮かれて居るが実は大変な局面になる
可能性を秘めて居るとある週刊誌が警告を発して居るとネットで紹介されています。

円安・株高で日本経済は蘇りつつあると云うのが一般的見方ですが、では何故この様
な円安なのに画期的輸出の増加がないのかと云うのが問題提起点です。

円安は輸入材料高騰を呼び、それが企業海外流失に繋がり益々日本の産業の空洞化
が進んでいる事。
製造部門の海外拠点移転は国内生産の減で国内雇用の減に繋がります。
それは輸出立国である日本の足を引っ張り失業問題の悪化に繋がって居ると云う論法。

今や円安効果が昔程で無いことの証しと云う。

この急激な円安を生んだ黒田日銀総裁の大胆な金融緩和にも疑問を呈して居ます。

日本と同じように財政危機に曝されたEUはECBドラギ総裁が何処の國の国債でも
無制限に買いあげる事を宣言しEUの国債不安は取り除かれ現在ユーロ高となって
居ます。

当時円に対して100円を割って居たユーロが現在は円安で130~140円で取り引き
されて居ます。

ドギラ総裁は各国の債券を実際は買って居ませんが、日本の黒田総裁は円安のため
と云う名目でドンドン国債を買い込んで金を市場に供給し続けています。

そのため急激な円安・株高が出現し一時的好景気が出て来ました。

しかし此はあくまで一時的なものと見る専門家もいる様で、米国の景気に不安が出ると
直ぐ円高傾向に振れ株が売られ株安となってしまいます。

今一番専門家が心配して居るのは円安でコントロール不能のインフレに陥る事がないか
と云う事です。

現在まずは長引くデフレからの脱却は、ミニインフレで物価高方針しかないと云う政策を
取って居ます。

これが遣り方を間違えると命取りの悪性インフレになる可能性があります。

今後とも日銀が限りなく債券を買いまくり金を市場に流すと必ずインフレが起きると云う
のが警告です。

現在米国FRBは量的金融緩和縮小のタイミングを計りながら順次縮小体制を取って居る。
これも悪性インフレを懸念しての政策です。

日本は折悪しく4月消費税増税を実施します。
此処で日銀の金融政策の修正は出来難いですね。

しかし何れ米国の様に金融緩和政策の修正が必要になる時が出てくるでしょう。

タイミングを間違えると飛んでもない悪性インフレの危険性があるのではと警告しています。

 


都知事選原発問題を避けた桝添氏大勝・脱原発の細川氏3位

2014-02-10 06:58:01 | Weblog

都政の如何より原発問題が取り上げられ国政選挙並みになった東京都知事選挙は
安倍総理と小泉元総理の代理戦争と囁かれ程注目を集めた。

中心に居たのは自民党除名処分の過去を持ち自民党都議連推薦で自民公明支持の桝添候補。
猪瀬前都知事同様佐川急便から1億円融資で引責辞任した過去を持つ細川候補。

それぞれスネに傷を持つ身です。

桝添候補には自民公明が総力を挙げて支援。
一方細川候補は脱原発の駒として小泉元首相が担ぎだした。

一時は脱原発が国論になるかの勢いでしたが、細川氏の出馬表明のもたつきと、安倍首相が
原発問題で、此までの再稼動促進からトーンを落とし避けた事から様相が変わって来た。

しかし相変わらず小泉劇場は健在で大衆動員は成功したが、残念ながら直接票にはつながら
無かった様だ。

都民は脱原発だけでは動けないと判断をしたのかも知れませんね。

今回の都知事選は原発問題に一石を投じた事は間違い無い事実です。
又この一石を投じた小泉氏が健在でまだ今後引っかき回す事が予想されますね。

ただ都民は、桝添氏の云う福祉・景気・防災に強い世界一の東京実現と、東京五輪の方を選択
したのでしょう。
兎に角桝添氏大勝で都知事選は終わった。

どちらが正しい判断かは時が証明して呉れるでしょうが、今はまだ不明です。

後は、桝添新都知事が公約実現に向けてどれだけ腕を振るうかにかかる。

期待したいと思います。