日本政府は昭和55年に当時後進国だった中国に対し政府開発援助ODA援助を行う
事にした。
ODA援助には低利で資金を貸す円借款。
返済義務のない資金供与の無償資金協力。
技術者派遣や開発計画支援の技術協力の三つがあります。
日本が平成23年まで中国へ円借款として貸し出した金額は3兆3164億円。
無償資金協力として1566億円。
技術協力として1772億円が支出されて居るとか。
円借款については平成20年に中国の利用仕方に異議がある事で中止になったが
今だ無償資金協力や技術協力費の支出は続いて居ると言う。
この低利の円借款は当時発電所・空港・港湾・鉄道等交通網の大規模インフラ整備
を条件に貸し出されたが中国は此を軍備拡張に使用した節が見られ日本政府から
異議申し立てで中止されたらしい。
円借款については何れ返して貰える筈ですが、日本政府が強引に取り立て出来るか
疑問です。
現在も続いて居る無償資金協力は1300万ドルで、技術協力は2億8700万ドル
邦貨に換算すると今も年間300億円を中国にODA供与を続けて居る事になる。
以上はネットに流された分の要約ですが、改めてなんか腹が立ち、ふがいなさが
口惜しい。
今や世界の大国となった中国に貧乏国の日本が資金援助とは何が何でもオカシイ。
其れも今や韓国と同調し日本を目の仇として居る中国に今も金を貢ぐのは世界の
物笑いになりますね。
このODA資金を中国は戦争賠償金として扱って居る様で、中国と国交再開の折
水に流し賠償金の請求権を放棄したと云ったが、形を変えてODA資金でとって
居ると云う考えもあります。
現在の儘では何時までこの屈辱が続くのか先が見えません。
最も日本政府も黄砂・環境整備・大気汚染・海洋汚染等々で技術援助の必要性は
認めますがそれは対等の有償援助が原則の筈です。
また日中交流のため、自治体に中国人の派遣受け容れや、技術研修生受け容れ等
日本政府丸抱えでやって居るがこれもオカシイと云えばオカシイ。
技術研修生受け入れは、中小企業の労働力確保の意味もあって直ぐ廃止と行かない
点もあろうかと思う。
しかし政府が目論んだ日中融和の中国留学生受け入れは完全に失敗でイタズラに
反日意識を煽る結果になったのは皮肉ですね。
兎に角現在の対中国ODA援助は速やかに見直して欲しいものだ。
そして低利で貸し出した円借款は速やかに返し貰いたい。
今や米国を凌ごうと云う程になった中国に是非やって貰いたいものですね。