集団的自衛権行使容認を憲法解釈で出来る様にする閣議決定もいよいよ終盤を迎え
昨晩は深夜まで首相官邸前は1万人以上の反対デモで騒がしかった様ですね。
慎重姿勢を崩さなかった公明党も大勢の前には屈指とうとう執行部一任となった。
その公明党の合意表明で一気に与党合意で閣議決定に向けて動く出した。
そして安倍首相は夕方の閣議で集団的自衛権行使容認を憲法解釈変更で可能にする
閣議決定を行い直ちに記者会見が開かれた。
総理は我が国の歴史的転換と力説し、平和国日本の今後の取る道を示したと説明。
国民の生命と財産等を守るためには自らの力で守って行かねばならない。
不当な攻撃を受けた場合は一定の条件を満たせば自衛隊は反撃出来ると言う保障を
明らかにしたもので、いわば是までの様に、遣られ放しでは済ませないと言う強い
意思表示になりますね。
総理は国民の大半は理解して貰って居ると強腰で今後もキッチリと説明を続けて
行く事を表明した。
処で此の閣議決定とは何なんだろうか?
閣議決定とは重要政策の基本方針に関する内閣の意志決定です。
内閣は今後こうしたいと言う意志決定で、是に基づき行政府は関連法案作成する。
この閣議決定は国民の意思は反映されないし、国民への拘束力もない。
閣議は週2回首相と全閣僚によって重要政策の基本方針を決めるものです。
閣僚が一人でも反対すればその閣僚を罷免するか閣議決定を断念するしかない。
閣議決定で出来た法案が成立された時点で国民への強制力を持つ。
今回の問題点は憲法を変える事無く武力行使が内閣の判断出来る言う点です。
恐れられるのは是までの専守防衛の「たが」が外され容易に武力行使が可能に
なった事です。
安倍首相は最少限の必要な武力行使に留めるとして居ますが、これがどうも
危険な事の様にも感じられてなりませんね。
今日も官邸前はFaceBook等のSNSで集まった反対者が抗議の集会を開いて
居ると言う事らしい。