年金受給者にとっては年金積立金の運用に大変関心があります。
今回厚生年金・国民年金の積立金を運用して居る年金積立金管理運用独立行政法人
が2013年度の運用結果は10兆2207億円の黒字であった事を発表しました。
まずは良かったですね。
是も偏にアベノミクス効果様々です。
アベノミクス効果で一気に株高・円安が進み外貨建て株式・債券の評価額も上がりこの
様な運用益を上げる事が出来た模様。
ただ大きく見れば上下はあった様で特に今年の1~3月期は国内株式下落で1兆15億円
の損失が出て居ます。
現在平均株価が1万5千を超えて好調の様です。
この年金積立金管理運用は金融政策でも大きなポイントを占めています。
何兆円と言う金が動くのですから、世界中の金融関係者にも少なからず関心が高い。
安倍政権は此の年金積立金運用を成長戦略に利用出来ないかとし、日本経済活性化の
ため今秋にでも、株式投資額を増やす方向で運用方針見直しを要請したそうです。
現在の市場運用は外国株式が4兆7387億円。外国債券が1兆7777億円。
国内株式は3兆1855億円。国内債券の黒字は3653億円だった。
今年3月末の積立金残高は126兆5771億円。
その内4兆842億円は年金給付に当たる。
今年3月末の資産の構成割合は下記の通りです。
外国株式15・59%。外国債券11・06%。
国内株式16・47%。国内債券55・43%。
他に短期資産1・46%
注目すべきは殆どが国内債券に向けられていると言う事です。
リスクは低いがその分運用益は低くなります。
国内債券は殆どが国債ではないかとも思われますね。
危ない橋は渡って欲しくないが、運用益は十分に出して欲しいと虫の良い願いで一杯です。