今年の1月に純国産の次期海上自衛隊哨戒機P1が厚木基地に配備された事を取り上げた
ブログを書きました。
是までのプロペラ式で米軍のライセンスで制作していたP3Cに代わり、我が国で開発した
ジエツトエンジンの哨戒機P1は高度・速度ともP3Cに較べて3倍の性能を持ち、将来は
70機導入し八戸基地・那覇基地等に配備する予定と紹介しました。
今回英国ファンボローで開催された世界最大の航空展示会の国際航空ショーで我が国
純国産のP1哨戒機が注目を引いて居るとか。
我が国は是までの武器輸出三原則を防衛装備移転三原則に改め一定条件で武器輸出
の規制が解かれました。
是を受けてフランスで開催される世界最大の武器見本市ユーロサトリにも初参加した。
今回の我が国の哨戒機P1はボイーイング社製のP8哨戒機と対等に渡り合える優れもの
と言う事らしい。
P1哨戒機は川崎重工が中心に防衛省と開発したタボー式4発最新型哨戒機です。
開発費用250億円と言われ艦艇監視と潜水艦探知機能に優れ、光ファイバーを使った
操縦系統システムと言う新しい方法を導入しているのが特徴だそうです。
P1から海中に投入されたソ-フィーと呼ばれる音響探知機ブイはセンサーで僅かな
周波音でもキャッチして海中の雑音から音響信号を聞き分ける事が出来るとの事。
これで幾ら水中深く潜っている潜水艦も探知できるとの事。
尾翼・主翼はフジ重工業。動体等は三菱重工業。水平尾翼は川崎重工業。脚部は
住友精密工業。レーダーは東芝。音響装置はNEC。逆探知機は三菱電機
等我が国の防衛産業関連企業が共同で作り上げた純国産の哨戒機です。
このP1哨戒機1機当たりの価格は200億円で海上自衛隊は今後5年回で23機を
導入予定との事だそうです。