日々好日

さて今日のニュースは

メキシコ産豚肉輸入緩和TPPで米国への揺さぶりか?

2014-07-25 07:42:55 | Weblog

政府は、高確率で死亡に至るメキシコ産豚コレラの輸入制限を解除し、輸入緩和する
方針を決めた。

これはTPP交渉で豚肉関税問題で日米間で難航し強硬姿勢を崩さない米国に揺さぶり
をかける狙いもあると云う。

日本は是まで牛肉関税問題でオーストラリアとの間でEPA協定を結び牛肉関税を
38・5%から20%まで引き下げる事とした経緯があります。

これも対米国交渉の大きな武器としようとしたが、米国はさるもので更に9%台まで
引き下げを要求して譲りません。

豚肉の関税に対しては高価格・中価格・低価格に分けられて決められています。

日米間で問題になって居るのは此の低価格の豚肉交渉です。
現在キロ当たり65円の豚肉には482円の関税がかかって居ます。

是に対し米国豚肉業界は関税ゼロ以外は妥協しないと強い態度です。
この間来日したオバマ大統領さえ50円まで引き下げよと強い要求を出した。

是に対して日本阿100円が限界と譲らず現在も難航しています。

現在日本が外国から輸入する豚肉は2013年度が74万トンでした。
その内メキシコの分が6万トンで、米国・カナダ・デンマークに次ぐ4位でした。

またメキシコに対しては豚コレラ関連で予防体制が整って居る一部の州からの
輸入しか認めていませんでしたが今後は安全性が確認された地域から輸入を
認める事としました。

又メキシコのEPA協定で高価格の豚肉関税に関し14年度9万とを上限に
現在の4・3%から2・2%に引き下げる事とした。

これで少しは、米国の豚肉関税に関し揺さぶりになるのだろううか?


最高裁は裁判員裁判判決を破棄し判例尊重固守何なんだろう

2014-07-25 06:57:14 | Weblog

市民感覚で裁判参加を制度化しようと小泉内閣時代裁判制度改革が打ち出され5年後の2009年
から裁判員裁判制度が施行されました。

あれから5年が経ちました。

色々の事がありましたね。

始めて裁判員に選ばれ被告に死刑を言い渡さねばならない苦悩。
遺族の立場からと、裁判員としての立場等に揺れ動き、出した判決が二審であっさり否定される事
が多く起こりましたね。

今回幼児虐待死に対して出した裁判員裁判の判決が余りにも重いと、両親が出した最高裁上告審
で今までの裁判判例に比べて公平さを欠くと云う判例尊重の立場で一審・二審の判決を破棄した。

確か裁判に不公平さがあってはなりません。

だからと云って前例尊重で事なかれ主義であれば一体裁判員裁判制度は何なんだったのか?

折角苦労して出した判決がすでに結論ありきで否定される様では意味がないのでは?

これには裁判官の威信に関わり、シロウトが何をか云わんやと驕りが感じられます。

裁判員裁判が幼児虐待死等に対して容赦がないのは納得出来ます。

最高裁が幼児を虐待、死亡させた両親の肩を持つのも如何なものかとも思います。

始めから判例尊重優先なら何故裁判員裁判制度を創設したのか?

恐らく裁判員裁判制度には専門の裁判官達は初手から反対だったのでしょう。
政治家が騒ぎ立てるので仕方なくやって居るだけなのかも知れません。

巨額の費用を使い無駄な時間をつぶし余り益のない裁判員裁判制度は一刻も早く
廃止しては如何です。

国民を巻き込まないで、餅は餅やで思いのまま裁判が出来るのではないかな。