政府は、高確率で死亡に至るメキシコ産豚コレラの輸入制限を解除し、輸入緩和する
方針を決めた。
これはTPP交渉で豚肉関税問題で日米間で難航し強硬姿勢を崩さない米国に揺さぶり
をかける狙いもあると云う。
日本は是まで牛肉関税問題でオーストラリアとの間でEPA協定を結び牛肉関税を
38・5%から20%まで引き下げる事とした経緯があります。
これも対米国交渉の大きな武器としようとしたが、米国はさるもので更に9%台まで
引き下げを要求して譲りません。
豚肉の関税に対しては高価格・中価格・低価格に分けられて決められています。
日米間で問題になって居るのは此の低価格の豚肉交渉です。
現在キロ当たり65円の豚肉には482円の関税がかかって居ます。
是に対し米国豚肉業界は関税ゼロ以外は妥協しないと強い態度です。
この間来日したオバマ大統領さえ50円まで引き下げよと強い要求を出した。
是に対して日本阿100円が限界と譲らず現在も難航しています。
現在日本が外国から輸入する豚肉は2013年度が74万トンでした。
その内メキシコの分が6万トンで、米国・カナダ・デンマークに次ぐ4位でした。
またメキシコに対しては豚コレラ関連で予防体制が整って居る一部の州からの
輸入しか認めていませんでしたが今後は安全性が確認された地域から輸入を
認める事としました。
又メキシコのEPA協定で高価格の豚肉関税に関し14年度9万とを上限に
現在の4・3%から2・2%に引き下げる事とした。
これで少しは、米国の豚肉関税に関し揺さぶりになるのだろううか?