日々好日

さて今日のニュースは

防衛装備移転三原則改正後NSC武器輸出初承認か

2014-07-18 07:40:46 | Weblog

日本は是まで武器輸出三原則を頑なに守り、武器の輸出や国際共同武器開発は一切禁止
されて来ました。

処が安倍政権は国防産業や防衛産業の育成保護を目的に軍需産業振興に踏み切りました。

是までの武器輸出三原則を「防衛装備移転三原則」に衣替えして、国際軍需産業から孤立
する事のない様武器の共同開発も可能にする様に改めました。

この三原則で国際協力の積極的推進、日本の安全保障に関連した場合の武器輸出承認。

ただ武器輸出先の適切性・安全保障上の懸念等の重要案件は国家安全保障会議の関係
閣僚会合で審議し情報公開を図る事としました。

今回は国家安全保障会議NSCが、関係閣僚会議を開き、米企業へのミサイル部品輸出を
初めて承認しました。

此のミサイル部品は米国がイスラエルに供給して居るミサイルに使用される可能性がある
事を示唆したとか。

日本が中近東の紛争に巻き込まれる可能性も出て来た事になりますね。

又日本はミサイル技術をめぐり英国と共同研究実施も承認しました。

今回のミサイル部品輸出は米国が迎撃ミサイル「パトリオットPAC2」部品生産終了に伴い
ライセンス生産をして居る日本に輸出を求めて来たものだとの事。
このライセンス国への逆輸出も第三国移転の際に日本の事前同意なくて良い事になった。

これでライセンス生産されたミサイル部品は我が国だけでなくおおっぴらに外国に輸出出来る
様になった。

なお英国との共同開発参加は英国が仏・独等と共同開発して居るミサイル「ミーティア」で
是は将来的には次期戦闘機F35への搭載を想定して居るとの事です。


最高裁親子関係判定でDNA鑑定より法律嫡出推定を選ぶ

2014-07-18 06:39:10 | Weblog

先に親子とは言う事で法律上の親子関係優先か其れとのDNA鑑定優先かで最高裁上告審
で争われて居る事を取り上げましたね。

現在は、DNA鑑定より明治時代から定められた親子関係は嫡出推定と言う民法の規定が
優先されています。

今回の争いは夫婦間で母親から父子関係を否定するDNA鑑定された子供のケースと、
子供の出生に疑問を持つ父親がDNA鑑定で父子関係を否定するケースこの二つで争われて
居ます。

母親の不倫に依る我が子を、DNA鑑定して父親を否定する母親。
母親の不倫を疑い我が子をDNA鑑定して父子関係を否定する父親。

この他にこの嫡出推定では明らかに性的関係がなく父子関係がないと思われるケース。
夫婦別居中に他の男性との間に生まれた子・離婚後300日の内に生まれた子も嫡出推定で
夫婦の子となります。
これが現在日本国籍がない子供として大きな社会問題となっています。

明治時代からの古き法律優先か、それともDNA鑑定優先で親子関係を決するのかその判決は
日本人の家族観を大きく揺るがすものです。

血よりも家族愛が優先か?血との繋がりが優先されるべきか?

生まれて間もなく取り違えられた子供が大きく成長してDNA鑑定で判明したケース等を勘案する
と親子とは何かと改めて考えさせられますね。

手軽にDNA鑑定が出来る様になり、法律で守られた居た家族関係が崩壊すると言う説。
イヤ親子とは血の繋がりが優先されるべきとする説。

どちらも間違って居ないので厄介ですね。

ただ此の嫡出推定の条項は過去の判例で事実上の離婚や遠隔地の別居等で明らかに性的関係
の機会がないと明かな場合は適用されないとされたケースもあった。

又こういった事実を裁判で明らかにした場合は嫡出推定の適用は受けないとされて居るが裁判を
起こし事実を証明する事は難しく、事実無国籍の子供が今だ産まれています。

本来嫡出推定の規定は子供を守るために設けられた条項ですが、是が今や子供を不幸にする
条項になって居る感があります。

世の中が乱れ夫婦とは親子とはが問われる時代になった今、法律でどう律すべきか問われて居る
のではないでしょうか?