日本は是まで武器輸出三原則を頑なに守り、武器の輸出や国際共同武器開発は一切禁止
されて来ました。
処が安倍政権は国防産業や防衛産業の育成保護を目的に軍需産業振興に踏み切りました。
是までの武器輸出三原則を「防衛装備移転三原則」に衣替えして、国際軍需産業から孤立
する事のない様武器の共同開発も可能にする様に改めました。
この三原則で国際協力の積極的推進、日本の安全保障に関連した場合の武器輸出承認。
ただ武器輸出先の適切性・安全保障上の懸念等の重要案件は国家安全保障会議の関係
閣僚会合で審議し情報公開を図る事としました。
今回は国家安全保障会議NSCが、関係閣僚会議を開き、米企業へのミサイル部品輸出を
初めて承認しました。
此のミサイル部品は米国がイスラエルに供給して居るミサイルに使用される可能性がある
事を示唆したとか。
日本が中近東の紛争に巻き込まれる可能性も出て来た事になりますね。
又日本はミサイル技術をめぐり英国と共同研究実施も承認しました。
今回のミサイル部品輸出は米国が迎撃ミサイル「パトリオットPAC2」部品生産終了に伴い
ライセンス生産をして居る日本に輸出を求めて来たものだとの事。
このライセンス国への逆輸出も第三国移転の際に日本の事前同意なくて良い事になった。
これでライセンス生産されたミサイル部品は我が国だけでなくおおっぴらに外国に輸出出来る
様になった。
なお英国との共同開発参加は英国が仏・独等と共同開発して居るミサイル「ミーティア」で
是は将来的には次期戦闘機F35への搭載を想定して居るとの事です。