例年だと年末までに来年度予算案は閣議決定して春の通常国会で審議され年度末までには可決
成立される算段ですが、昨年はご存じの様な訳の判らない衆院選挙が行われました。
自民党は此の選挙で数席を失ったが公明党の議席増等で3分の2の議席維持に成功し1強他弱の
与野党体制は変わりませんでしたね。
従って予算案編成は年を越してしまいました。
今回政府が2015年度予算案の骨骼を固めた事が明らかになりました。
まず一般会計総額は、96兆9千億円程度とする。
昨年度一般会計予算は95兆8823億円でした。
15年度予算の歳入は税収が54・1兆円で新規国債発行は37・8兆円です。
昨年度予算は税収50兆10億円・税収外外4兆6313億円・国債41兆2500億円でした。
昨年度と較べて税収は変わらずで新規国債発行が3兆円余少なくなって居ます。
15年度歳出は社会保障費31兆円台・地方交付税交付金15・5兆円で、施策経費総額73・4兆円
国債歳出額は23・5兆円です。
昨年度予算の歳出は社会保障費は30兆5175億円・地方交付金等16兆1424億円・公共事業費
5兆9685億円・防衛費4兆8848億円で、施策経費は71兆円余で国債歳出額は41兆2500億円。
昨年度予算案と比較すると色々の事がわかりますね。
この結果プライマリバランスは14・3兆円程度の赤字となるので、昨年の赤字18兆円からは3兆円余
縮小されたが是では2020年プライマーバランスを黒字する事は大変厳しいよ様ですね。
ただ是は一般予算であるので、昨年度は前年度補正予算を含めて101兆円超えでしたが、15年度
予算も14年度補正予算を含めると大体似たりよったりで100兆円前後となる。
また国家には特別会計と言う隠しカネの様なカネがあります。
実際に國が執行する金額は莫大な額となりますね。
予算案は1月14日閣議決定し3月31日成立を目指すとしています。
現在の1強他弱の国会構成からスンナリと成立可決されると思われますね。