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どうなるEU・ギリシャ問題再燃反緊縮で各国に急進ナショナリズム台頭

2015-01-06 06:34:10 | Weblog

明けて2015年の東京証券取引所の大発会は平均株価が急落と言う意外な展開となりました。

是はギリシャの経済危機の再燃による欧州危機を懸念した世界的流れが要因とされて居ます。
ユーロが売られドルや円が買われユーロ安に転じたとか。
しかし今の処対ユーロで円は140円台に代わりはないようです。

処で問題のEUですが28ケ国が加盟し、今年に入りユーロを使用する國にリトアニアが加入し
19ケ国となりました。
因みに欧州でスイスとノールウエイはEUに参加していませんし、英国の通貨は依然としてポンド
です。

EUには脱ロシアを狙う東欧の国々が加入を希望しロシアとの新たな紛争の種になって居ます。

ただ今まで推進して来たフランス・ドイツや消極的なイギリス等の間で、國と言う垣根が薄くなり
物・人が自由に出入りする事に対して、反発が出て来て急進的左派や国粋派が急に台頭して
来ました。

この欧州連合ユーローは、欧州の将来を賭けた壮大な政治的実験であると言われています。
EUへの加入条件には厳しいハードルが設けられて居ます。

そのため加入に際しては各国の国民投票は大変熾烈を極めてどうにか結成された経緯がある。

誕生から15年が経過し色々の問題が発生し何回も岐路に立たされたがどうにか現在まで持続
できて居ます。

処がギリシャの財政破綻の期に起きた政情不安が大きな暗雲をEUに投げかけています。

ギリシァは役人王国でその散漫財政で破綻寸前となって居ました、其処にドイツを中心に
厳しい緊縮財政を条件にギリシアを救助する事となりました。

処がプライドが高いギリシャに取っては屈辱の緊縮財政は到底受け容れない事でした。
EU離脱の政権すら樹立されてしまった。

是には流石のドイツも腹に据えかねてどうやらギリシアのEU離脱もヤムをえないと説得を
断念することになりそうです。
EUから見放されたギリシアがどうなるか新たな懸念材料がうまれた事になる。

それとEUの推進国であったドイツやフランスはユーロ圏に入った事で人と物が自由に
行き交う事となったが、同時に移民問題や外国製品の流入に新たな問題が起きてきた。

フランスでは極右の移民反対国民戦線が台頭し国民の支持で力を増しEU離脱を掲げた。
ドイツも同じ様な傾向で、EU無用の国粋的勢力が台頭してきました。

是に対してEUに対し一定の間をとって居た英国はスコットランド独立の国民選挙以後
微妙な変化が出てきた。

スコットランドは英国の束縛から逃れEUに加盟する一つの國として生き残りを賭けたが
国民投票はほぼ半数で否決された。

イングランドも移民問題等で世論からヒドク叩かれ是までのEUとの距離を微妙に変えて
きつつあるとか。
特に東欧やイスラム圏からの移民問題は大きな社会問題となって居るとか。

こうして見ればEUは大変な危機的状況にある様ですが、EUは今尚健在で、EUを信じて
欧米の生き残りを模索すべきと言う意見が大半を占めて居ると言う。

しかしEUは他にもイタリアやスペイン・アイスランド等の財政危機を抱えていますね。

もし此所でEUと言う構想が崩壊したら世界は大変な事になる事は間違いありませんね。