孫悟空は分身の術で自分と同じ分身を幾らでも作り出して戦いますね。
忍術でも分身と術と云うのがあって自分と同じ様な格好で分身として働かせる術が
あると云われて居ますが、本当は幻術でそう思わせる術であります。
現代は医学的には自分の細胞から同じ個体を再生出来るクーロンと言う生殖法が
研究されていますね。
現実には自分の分身を作る事は可能になっています。
これをテクノロジー応用したのがコピーロボットです。
何しろ自分の考え通り動く様にソフトを作ればよいのですから、今は夢でなく
現実に可能なものです。
さて現実にコピーロボットが手元にあったら自分ならどう使うでしょうね。
自分が出来なかった事をコピーロボットにやって貰う。
処で自分が出来なかった事て何でしょうね？
５月の開催の伊勢志摩サミットに併せて開催されて居る国際金融経済分析会合の
第５回会合が行われた。
さきの会合ではノーベル経済学賞受賞の経済学者が日本経済のためには予定通り
消費税率値上げすべきとの提言を頂きました。
今回は経済協力開発機構の事務総長が財政再建のため予定通り２％、最悪でも
１％ずつ上げるべきとの提言をしました。
また巨額債務のため将来的には１５％まで引き上げる必要があると考える。
既に１度先送りして居るので再延期すれば財政再建取り組みの真剣さが疑われる
増税による消費落ち込みは財政出動で対処可能と助言された。
先に報告されたＩＭＦの各国財政状況分析報告書の中の日本に関する部分は
可成り厳しい指摘がなされました。
消費税率引き上げは必ず実行すべしと強調しています。
一般政府債務の対ＧＤＰ比率は日本は２４９・３％と最も高い。
米国が１０７・５％・ドイツ６８・２％・イタリアでさえ１３３・０％である。
先進国平均は１０７・６％で、如何に日本の債務が多いかが分かりますね。
因みに１４年度日本の名目GDPは４８９兆円ですから国の債務は１２００兆円
余となる計算ですね。
政府与党は、あれほど今国会での成立を明言して居たにもかかわらずどうやら
ＴＰＰ承認案と関連法案の今国会での承認・成立を見送る事を検討するらしい。
承認案や関連法案を審議する、衆院ＴＰＰ特別委員会で与野党対立が激化し空転し
会期内成立が危なくなり、さればと云って、強行審議に入れば夏の参院選に大きく
影響が及ぶ事を懸念しての見送る事を検討するらしい。
我が国の命運を賭けると大きな事云って、ＴＰＰ法案はそんなものだったのかと
云う説と、だから慎重審議が必要と云う説がありそうですね。
与野党紛糾の原因はＴＰＰ交渉については各国討議内容は公開しないと云う申し
合わせがあるので、文書など殆ど黒く塗りつぶされた公文書であった事を野党が
取り上げたものです。
なんくせをつけて法案を潰そうとする野党の汚い戦法ではある。
ＴＰＰ協定参加の条件そのものを否定し参加を拒否する野党。
今になってそれを持ち出しての追求です。
政府の情報開示は特定秘密の指定と大きく関わりがあって、国益か政府の都合か
判断が難しい場合が出て来ます。
今回の場合国益優先の結果かそれとも、ＴＰＰ協定優先のため政府の都合による
情報開示拒否と受け取るかで考え方が異なってきますね。
いずれにしても国民への説明不足が災いして居る様ですね。
